大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

教育関係者が集う!それぞれの枠を越えた対話の場。関西大学@梅田キャンパス Edcamp AZ in Osaka

教育関係者、約100人が関西大学@梅田キャンパスに。

 

Edcamp AZ in Osaka

関西のグラフィックチームとして参加してきました。

 

とても熱量の高い、深い対話の場でした!

 

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グラフィックによる対話の可視化。

美しく描くのではなく、いかに対話が深まるかへの挑戦

と書くとかっこいいですが、実際は濃い対話の場を一日描き続けた後はがくがひざひざ体はヘロヘロ。笑

 

教育に対する熱い想いを持った方が集まるから熱量も高くて

その場にいるだけで体力が消耗していきそうなほど。

 

 朝10:00〜18:00頃まで

1時間のセッションが3回。

午前中に1セッション。午後から2セッションの長丁場でした。

 

毎セッション8テーマを参加者から募り、それぞれが関心のあるテーマに分かれて対話をしたのですが

最後のセッションでは「プロジェクトを立ち上げよう!」と

セッションが追加で3つ立ち上がりました。

 

教員の方やフリースクールの方

教育に携わる人いろんな方が参加されていました。

 

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グラフィッカーは参加者の顔が見える特等席でペンをもち、

「この言葉を拾ったらグッと対話が深まるんじゃないか」

「この質問をなげかけるタイミングは今じゃないか」とあれこれ考えながら、

一緒に場をつくっていく。

 

”対話を深めるためのファシリテーショングラフィック”

 

あーーー楽しかった!

で、終わらせない、次のアクションに繋げるための軌跡となる未来の地図・模造紙。

 

ファシリテーショングラフィックがすごいなぁと思うのは

声に出しては消えていく「言葉」や

その人から発せられるその瞬間の「想い」を、紙の上に留まらせることができること。

 

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言葉がイラストと一緒に紙の上に残っていくことで、

その場の楽しい時間(もしくはつらい会議。笑)が終わっても

記憶に残りやすく

さらに紙に残って可視化されているから、自然と次のアクションに繋がっていく!

 

この「自然と」っていう部分がポイントだと感じていたりします。

 

むりにアクションをしても続かないし、

上に言われてトップダウンでしても自分事にならない。

 

でも、自分が話した言葉が紙の上に残ると、

自然と自分事になって、なんだか行動したくなるんです。

 

あー、これは、経験した方にしかわからない威力な気がします。

 

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今回、しげっちさんに「でむ、625日グラフィックに空けておいて。」と言われて

何があるのかわからず予定を空けていて。笑

 

しげっちさんが企画されるなら面白いに違いない!と予定を空けておいてよかったです。

参加者にはしげっちさんに巻き込んでもらった私みたいな人がたくさんいました。

 

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グラフィックは、見た目華やかに見えるけど、ほんとはすごく体力を使います。

1時間の対話×3本は、それはもうフルマラソンの後くらい疲れます。

足も引き締まります。笑

 

主催者のみなさんは、それも理解してくださっていて、

模造紙を貼ったり、声をかけてくださったりと

グラフィッカ―任せではなく必要なときに手を貸してくださる!

 

グラフィッカーがのびのびを自由に動けて

さらに一人一人が自分にできることを自分で考えて動いていく空間。

 

描くだけのパフォーマーのように勘違いする人もいる中で

役割と考える余白をきちんとくださり

主催者の方と一緒に考え、場をつくる仲間として扱ってくださりました。

 

そして、今回たくさんの方が気軽に集まれたのは

関西大学の梅田キャンパスという魅力的な会場があったから。

大学の施設を外部に提供するのはほんとうに大変で

学内のあれやこれやの大変な関門をクリアしないと実現しないこと。

Ed campが必要だと感じて、行動してくださった財前さんに心から感謝です。

  

参加者やグラフィッカ―、そこにいる人たちを大切にしてくださるみなさんと一緒に場をつくらせていただけて感謝です!

 

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主催者のみなさま

 

そして、今回の(個人的な)ハイライトは

なんといっても、関西中で活躍しているグラフィッカ―と描くことができたこと!

独学で漂うがままにひとり描いてきたわたしにとって、初挑戦でした!!

 

すでに全国で活躍しているナミさんやみーにゃん、タオルマン、さよぽん、

若いエネルギーあふれるグラフィックを描くアルちゃんにトニーちゃん

そして、今回社会人と一緒にグラフィックに初チャレンジしてくれた未来ある学生の多田くん、うっちー。

 

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特にナミさんやタオルマンは

出会う前からSNSでいろんな方が投稿するグラフィックを見て

あーーーこんな素敵なグラフィックを描く人はどんな人なんだーと

憧れていたので、まさか一緒に場をつくらせていただける日がくるなんて!

間近でグラフィックをみてほんとに鼻血がでそうでした。笑

 

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今回、グラフィッカーとしての経験は少ない学生さんにも

チームに入ってほしくて声をかけました。

それは、社会人の生々しい声が聴ける場で活動できる貴重な体験ということもあるけれど

失敗を無意識に避けるようになってくる社会人にとって

学生さんの眩しいまでのまっすぐさは

失敗してもいいやん・熱くなろうよって気持ちを思い出させてくれるから。

そして、大人たちが彼らを気遣うなかで自然と一体感を増していくと思ったから。

 

 

誰でも良いのではなくて、

このメンバーだったから一度しかないひとつの空間を一緒につくれたと感じます。

 

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そして、こんな風に場のエネルギーを高める力のある

グラフィックファシリテーションの威力にさらに魅了される・・・!!

 

 

 

個人的にはグラフィッカ―チームのお世話役として準備不足も甚だしく、反省点はいっぱい。

でも、反省している時間があったら次にもっとチームがのびのびできるようなサポートができるように準備します!

 

関西でも、シンポジウムやフォーラム、学会等受け身が当たり前になっている場で

もっとグラフィックが活用されるようになればよいなぁ。

私自身、学生の頃からたくさんの場づくりに携わらせてもらいながら

人の集まらない怖さや

こころに届かない悔しさ

次に繋がらない虚しさを経験してきたけれど

グラフィックと出会って、これまで以上に

自分でもっと必要な場をつくっていこう!というモチベーションがあがりました。

 

声にすると儚く消えていく言葉を、「紙の上に残す」。

それだけで小さな変化や大きなアクションが生まれ始める。

もちろん全員に役立つ手法なわけではないけれど、とても役立つ人もたくさんいる。

知ってる人はすでに活用しているけれど

その奇跡を知らない人に感じてもらえたらいいな。

 

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またまた大げさな文章で長くなってる感が否めません。。

どんな対話が繰り広げられたかは改めてご紹介するようにします。

ひとまずグラフィック は下記にて公開中です!

*主催者のみなさんのHPあすいろさんのHPにリンクしています。

 http://asuiro.or.jp/gallery/20170625-1/

 

 Ed camp AZ in Osaka

ホームページfacebookページ

 

 

☆Special thanks

いつもグラフィッカ―を応援してくださる村井さん。

今回も明石から駆けつけてグラフィッカ―達に愛ある声かけありがとうございます笑

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メモリアルアクションKOBEの報告書が届きました

家宝にしたくなる報告書が届きました!

 

 

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メモリアルアクションKOBE2017

-阪神淡路大震災後、20年以上続いている

関西の主要な先生方やデザイナー、メディアの方々が力を合わせて運営し

大学生を中心とした防災活動を支援する活動です。


■報告書
http://www.dri.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/memorial-action-2017-report.pdf

 

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ここまで愛が溢れる扱いで
グラフィックを活用法していただけるとは、、

災害メモリアルアクションKOBEの委員のみなさん、
人と防災未来センターのみなさんにはもう頭があがりません。

 

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グラフィックの良さは、

そのときの「場づくり」にあった活用法が

ピタっとはまった時に力を発揮するなと感じています。

 

「グラフィック描いて!」とお願いされるとき、
「もっとこう使ったら、場がもっとよくなる気がするー」と感じつつ、
介入しすぎると大阪のオバちゃん全開になってしまうからな…
と言い過ぎないように遠慮していたあれこれが、
解放されたのがこのメモリアルアクションKOBEの報告会でした。


打ち合わせで話し合った活用法とアイデア
すべて実現してくださりました!

 

 

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■100人以上の前で学生の本音を引き出すためにどうしたらいい?

 

ステージ上に、

大人が求める「ことば」を発言できる学生をあげるのではなく、

もやもやしたものを抱えてる、話すのが苦手な学生にも話してほしい。

ということで、

学生に見える位置=ステージの上 でグラフィックレコードをすることになりました。

 

斬新な提案をしてくださった高森先生と大盛り上がりで開催に至ったこの

「公開サロン」。

 

グラフィックレコードって何?
え、話す学生はステージにはあがらないの?
と、防災界大御所の先生方がひやひやしながら見守っておられる中、
公開サロンは強行?されました。
(間違いなく一番心配して胃を痛めておられたのは、みんなに頼られる存在の坪井さん)

 

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座談会形式で、挙手制。

100人以上の大人が見守る中、

「勇気を出して手を挙げた学生」が、安心して自分の意見を言えるように。

 

自分の言ったことが受け止めてもらえてると感じれるように

「ことば」を、発言した本人の目の前で見える化する。

話しながら心の深い部分までアクセスできるように、

グラフィックレコードで「ことば」をリアルタイムに描き留めました。

 

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どれくらい場に貢献できたかはわかりません!

 

ただ、手元に届いた報告書と、

来年度もさらに発展させて公開サロンを開催することに決定したと聞いて、

ひとまず安心しています。

 

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報告会の後には、グラフィックを見つつ、

付箋紙にこれまでの感想を書いて全員で振り返りました。 

 

で、終わりではなく

こうして、記録として報告書に掲載するところまで活用してくださりました。

 

 

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声がかかったときは、私にそんなことできるのかと怯え

不安になりました。

当日は、人生初のピアノ発表会とき並みに緊張しました(笑)が、

やってみてよかったです。

 

不安に押しつぶされそうな間

励ましてくれたり応援してくれた友人にお腹の底から感謝しています!!

 

 

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そして、スペシャルサンクスは、太田特命教授、大塚教授と幼馴染の本塚先生。

人との縁を繋いでくださる三人とその笑顔に当日は支えまれました。

 

そして、まだ誰もみたことがない

このような場づくりに挑戦しようと声をあげてくださった高森先生。

憧れの女性です!

 

  明日は、深草まるごとつながりネットワークの

「これからの福祉を考えよう」の第1回。

明日も全力疾走でグラフィックレコード描きます!

https://www.facebook.com/fukamarunet/

同志社大学大学院の授業

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去年の年末に知り合った(今ではとってもお世話になっている)

奥野さんに、知り合った翌日に巻き込んでもらったこの授業!

 

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NPOと行政等の協働実践演習@同志社大学

2017年4月13日(木)〜7月27日(木)全15回

毎週木曜 7限目(20:10〜21:40)

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11年続いている名物授業らしいです。

 

途中から通ってもいいし

途中だけ出てもいいという

誰でもウェルカムな

自由なこのスタンスが素敵すぎる!!

 

平成28年度秋学期は最後の三回だけおじゃましたのですが、

今回は初めから出られる日はでたいな、と、初日の授業を受講してきました。

 

 

学生と一般市民が一緒に受ける授業には

学生にとっても、社会人にとっても気づきが多いと思います。

 

そのように思うようになったのは

北海道大学のCoSTEP(科学技術コミュニケーター養成事業)の

スタッフとして携わっていた時に

第一線で活躍しているような社会人たちと学生が共に学ぶ場ほど

お互いに刺激的で、真剣な空気感で学べる場があるだろうか、

と感じたことがきっかけです。

 

似たような価値観を持った人達と共に学ぶのは居心地がいいし楽しいです。

でも、全くことなるバックグラウンドをもつ人と一緒にいると

専門分野が違うことで、つかう言葉や言葉の定義が違うといった大変さはあるけれど

その分、刺激的で、学べることが多い。

 

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この授業の目標は、社会性のある事業についての企画提案をして実際に実施すること。

 

地域づくり、地域の課題かいけるについて理解し、実践することや

地域づくりの技法を知ること

企画提案書づくりの能力を身につけることを目標にしています。 

 

 

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講師の方々は、豪華なこの3方。

 

大学:同志社大学大学院総合政策科学研究科 荒川達郎教授 

NPO有限責任事業組合まちしごと総合研究所職員 東 信史氏(まっくすさん)

京都府府民生活部府民力推進課職員 神田浩之氏

 

 

スケジュールは以下の通り! 

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授業も楽しみですが、途中参加OK、部分出席OKのこの授業で

どんな人に出会えるのか、偶然の必然が楽しみです!

 

受講してみようかな、という方は、8限目という名の飲み会があることを忘れずに!w

死ぬまでが一生

父が他界して7日が経ちました。

 

不器用で口数が少なく、友達も決して多くない。

頑固な上に、優しすぎて、

家族のために自分に合っていない仕事を辞めずに最後まで働き続けてくれた人です。

世の中を変えるような行動を起こした人でもなければ、

普通の教員でした。

 

最後は、1人で、自宅の床の上で倒れて死にました。

駆けつけた時には冷たくなっていて、最後の言葉なんてものもありません。

 

よい人生だったかどうかなんて、

本人にしかわかりません。

 

でも、私は、

3人の娘は

父が大好きでした。

 

我が家は親族が40人以上います。

高齢出産で誕生した私は、いとこの中でも下から2番目で、

父と過ごした時間が短いです。

 

物心ついたときから、

「遅く生まれた私は、父といれる時間は短いんだ」

と思いながら過ごしてきたので、

自由な生き方をさせてもらいながらも、いつも心のどこかで覚悟をしていました。

 

8年前に、癌を患ったときには、

限られた時間が迫っていることを考え始めました。

 

5年前、父が笑わなくなったときには、

後悔しないように、働く場所は家族の近くに。

何かあったときに飛んでいける職場にすることにしました。

 

居酒屋にも2人でよく行きました。

去年は、仕事を辞めるタイミングで、父の好きな知床に、2人旅にも行きました。

 

元気なうちに花嫁姿を。と、

まだまだこれから自由にやりたいであろう夫に無理を言って

結婚式も挙げました。

 

 

でも、やっぱり、

世界に一人しかいない「父」に、触れられなくなるのは

寂しいです。

 

 

 

早くから親の死を意識しながら、両親を喜ばせるために

瞬間瞬間を全力で過ごしてこれたのは、

私にとって一度きりの人生を大切にするよい機会となりました。

感謝しています。

 

 

父が死んだと連絡があった時、

胸のあたりがグッと押さえつけられたようで、悲しみがこみ上げました。

 

そして、すぐに、寂しさに変わって、

 

その後、冷たくなった父の身体に触れる頃には、

父の記憶が失われてしまうことへの恐れに変わりました。

 

と同時に、

自分の感情よりも、伴侶として長い時間を過ごしてきた母が何よりも心配になりました。

少し前の私なら考えられなかった感情。

自分にパートナーができたことで、

パートナーを失うという事の悲しさや寂しさ、恐れ

今までになかった感情を感じるようになったからだと思います。

 

 

 

大勢の親戚中が集まり、父の兄弟から、

私の知らない父の話をたくさん聞くことができました。

うれしかった。

でも、私は記憶力がとても悪いです。

父との思い出を忘れたくないのに、忘れていくのは明らかです。

 

だから、迷った末に、父の一生をグラフィックにかいてみることにしました。

聞いたことを忘れないように、聴いたことを、部屋の隅でグラフィックに描きとめました。

 

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18歳の時にパイロットの試験に合格していたらしいです。

学生の頃は生徒会長をしたり、

下駄箱にラブレターがよく入っていたらしいです。

みんなが注目する体操選手だったらしいです。

 

私の知っていた父は、教員でした。

家族のために働く、

口数の少ない、

寡黙で人付き合いの苦手な不器用な人でした。

本人は、一言も昔の自慢をしなかった。

 

私の記憶が薄れないように、

残された母が寂しくないように、

グラフィックがこんな形で役に立つと思いませんでしたが、

お線香をあげにきてくださる方々に、

グラフィックを指さしながら思い出を話す母を見て少しほっとしています。

 

 

悲しい出来事が合ったときに、そばにいてくれたり、

協力し合える姉妹がいること。

姉たちに感謝しています。

 

父に花嫁姿を見せるために、

一番自由を楽しむ年齢に結婚式をあげてくれて、

父が倒れた時にも、仕事が忙しいにも関わらず一番にかけつけて、

ずっとそばにいて助けてくれた

夫に感謝しています。

冷静に片付けや準備をしてくれて、同世代としてなかなかできることではないです。

尊敬しています。

 

 

いろんな別れがあると思いますが、

人を大切に思うのに、一緒にいた時間の長さは関係ないと感じました。

 

 

 

父の人生は決して華やかではないし、

世界中の人に知られることはないけれど、

時代を超えて、

私が深く引き継いでいきたいと思います。

 

まだ、実感はありませんが、

この数年間、

大切な家族を大切にするために、

何かを選択する際には、いつも頭の片隅に合った父の存在。

いなくなり、これから、少しずつ、選択する際の優先順位が変わっていきそうです。

 

家族や親族、励ましてくださったみなさま、ありがとうございました!

また、明日から前に進んでいきます。

 

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1日だけのカレー食堂 オープン

先日の、1日だけのカレー食堂。

京都の伏見区は、全国でも空き家が多い街です。

 

1年前から住み始めた築100年京長屋の1階を住み開きしての、

1日だけのカレー食堂をオープンしました。

手作りカレーと日本酒を楽しむ時間♪

 

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おばあちゃん家の香りのする畳の上で、ゆったりとした時間が流れました。

 

ほとんどの方が一人でふらっと来てくれて。

やさしい繋がりが生まれていた感じ。

普通の時間が幸せだなー、と感じました。

こういうの、大切にしたい。

 

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4人の有志シェフ。

 

普段は、
日本中世界中を飛び回っているしげっちさん、

メーカーで働きながら松井農園を運営している松井さん、

社長業しながら疲れている中引き受けてくれた砂原さん・みゆきさん、

カレー食堂のために素敵すぎる看板まで作ってくれたまかべさん。

 

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全力で、無邪気な楽しい時間を一緒に作ってくれたシェフと、

発起&住開き会場を提供してくれたオーナーの耕平、

来てくれたみなさんに感謝です♪

 

 

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Photo by まかべさん

実践心理学の基礎、修了しました。

実践心理学(神経言語プログラミングNLP))の基礎、修了しました。

 

そして、最近、頭の中を整理するお手伝い

グラフィックカウンセリングをしています♪

 

 

心理学を学ぼうと思ったのはちょうど1年前で

ビジネスとか自分磨きとかのためではなく

30歳にして、生まれて初めて

自分が崩壊していく中、藁にもすがる思いで、何かしなきゃーと

かなり後ろ向きな選択で学ぶことに決めました。

 

ある出来事をきっかけに、人を信じることができなくなりました。

私の場合、

一番何もかもを話して、一点の曇りなく信頼していた人がついていた

たった一つのウソが原因でした。 

 

 

「あれ?わたしは何を信頼していたんだろう」

と信頼していた人を信じられなくなり

 

「あれ?わたしってどんな人間だったけ」

と自分がどんな人間だったかわからなくなって

 

自分がわからなくなると、

話し方がわからなくなって、

笑うタイミングもわからなくなって

 

最後には人と出会うことが苦痛でしかなくなりました。

食べ物もおいしくなくなって、布団の中から出られなくて

DVDばっかり観て過ごし、

ついには、何もせず食べて寝るだけの日が続きました。

 

目の前にいる人と向き合えない。

人のいる空間がとにかく苦しい、そんな日々が永遠に続くような時間でした。

 

 

きっと誰にでもあるような出来事なんだろうけれど、

終わりがない闇が全身を覆っているような気持ちで、

通院したり、ひきこもったり、躁鬱を繰り返したり、1年、2年と過ごす中で、

藁にもすがる思いで、心理学を受講することにしました。

 

心理学は、知ってしまうと一生「知っている側」からは戻れないし、

気づく人が気を遣う仕組みになっている世の中なので、

知らない方が幸せだ・・・なんて思って避けてきた分野でした。

どうにもできない出来事があったから、心理学を学ぶ気持ちになれました。

 

一緒に学んだ仲間は、本気で人生を・社会を変えていこうという姿勢の人ばかりでした。

あの出来事がなければ出会いもなかったと思うと、

この出来事にも感謝しないとな、と今は思います!

 

耐え難いできごとも、

同じ経験をした人に寄り添えるようになる

貴重な経験だったと(少しは)思えます。

転んだことのない人に、転ぶ痛さはわからないから。

 

 

 

グラフィックファシリテーションにおいても、

「自分のフィルターを通して話を解釈している」ことの危険性に気づきました。

 

すべてのコミュニケーションの言葉は、

自分の脳のフィルターを通して解釈しているので、

グラフィックを書くときも、自分フィルターを外さないと

 

「すずきさよ」の言葉になってしまう。。

 

今ではそんなこともよくわかるようになりました。

お金も時間も、とってもかかったけれど、学んでよかったんじゃないかと思います。

 

たくさんの人と出会うのは楽しいけれど、

目の前にいる大切な人や、自分を必要としてくれる人を大切にしたい。

短い人生で、深く関われる人は無限大じゃないから。

 

そんなこんなで、

「こんがらがった頭の中」をリアルタイムにグラフィックに可視化する

「グラフィックカウンセリング」を半信半疑で描いていたわけですが

これは、前に進めなくなった人の役に立つということが確信に変わってきたので

もっと腕を磨いて役に立てるようになりたいな、と思っています。

 

 

「自分の頭の中」は見えないから複雑化してくだけで、

紙の上で見える化すると、

自分の頭の中の地図が整理されて、「やりたいこと」や「今の自分」が見えてきます^^

 

 

頭の整理したい方

 

やりたいことを見つけたい方

 

これからどうしたいか悩んでいる方

 

今の現状をなんとかしたい方

 

自分の取扱説明書がほしい方

 

とりあえず、でむの生存を確認したい方(笑)

 

 

いたらお声かけくださいー!

絵は苦手ですが、丁寧に寄り添います。

体力使うので、ごはんごちそうしてくれたら描きます笑

 

期間:2017年4月〜5月

場所:京都 伏見区上京区

         他の場所は要相談

 

※グラフィックファシリテーションについての考えの部分を修正しました。

勉強中の頭を絞り出した現時点での「すずき」の考えを書いているため、腑に落ちない点もあるかもしれません。

ご意見、ご指摘してくださる方、大歓迎です!

  

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ブログはじめます。

どうやら、人が話すことは、すべてその人のフィルターを通っているらしい。

だったら

自分の目でみて、自分で聴いて、自分で感じて、確かめたい。

 

いつからか

「今しかできない経験をとことんしよう」

と考えるようになりました。

 

 

夏休みの研究に、

山を登ってシダ植物を集めたり、

朝から晩まで蝶をおいかけて標本をつくったり、

目を輝かせて、蛇の抜け殻を収集するような、

未知の世界にあこがれる、好奇心あふれるこどもでした。

 

高校受験のとき、義務教育でもないのに進学することに納得がいかず

「なんで、高校に行かなければいけないのか。行きたくない。」

といって、母親を困らせました。

 

なんとか高校に行く魅力を伝えようと、母親がもってきた餌のひとつに

高校生しかいけない交換留学の話がありました。

「高校生にならないといけないことがあるのなら」

と、無事、おとなしく受験勉強に励むようになりました。

 

17歳で過ごした1年間のイギリス生活は

自分がいかに小さな価値観の中で生きてきたかを目の当たりにしました。

 

留学早々、下級生にアジア人といってガムをとばされました。

アジア人ということだけで、理不尽な扱いを受けました。

子どもたちは、正直な分、残酷でした。

 

確かに、大人になってからの留学では経験できない

17歳の留学だからこその経験が盛りだくさんでした。

 

はじめのうちは怖くてトイレで昼休みを過ごすこともしばしば。

一人でお昼ごはんを食べるのがさみしくて

ご飯をたべない日もありました。

 

でも、そんなかっこ悪くて、何も持たない外国人にも、

声をかけてくれる人がいて。

何も持たない人間を、当たり前のように仲間に迎え入れられる彼女たちは

何者なんだろう・・・

日本にいると、女子グループみたいなものがあって

あの子は一緒にいると楽しいとか、この子は一緒にいたら得するとか・・・

そんなことが当たり前に起こる社会ですごしてきた私は

闇の中から救い上げられたこの瞬間から、すこしずつ価値観が変わってきました。

 

17才のとき。

やさしさの温かさ

常識は、これまでの自分のちっぽけな経験が作り出したものでしかないこと

価値観は多様極まりなく、

どんな人間になるかは自分次第なんだということ

を学びました。

 

自分を大切にしてくれる人がいることで

「がんばらなきゃ」という気持ちが何倍にもなって

イギリスに滞在中

各地の学校を巡って、日本の紹介や日本舞踊を踊らせてもらったり

現地のミュージカルダンサー のオーディションに挑戦して

メインダンサーをしたり

現地の人を招待した、日本食パーティを何回も開きました。

 

そして、自分の味方でいてくれる人がいるだけで

どんな過酷な状況であっても、自分次第で這い上がれるんだということを学びました。

 

その当時、デジタルカメラも普及していない時代で

メールもほとんど使えない、

スーツケースには、分厚い紙の辞書を入れて向かった海外。

英語に慣れるために、日本語での電話禁止。

ほとんど日本の家族や友人たちとも連絡がとれなかったけれど

「会えなくても応援してくれている。」そう思える人の存在も大きかった。

1年は、あっという間なようで、いろんな発見や辛さ、楽しさを感じるのに十分な時間がありました。

 

 

大学では、海洋の9割が未知の世界と知り、

調査船でしか行けない北極海に行く未知の世界に足を踏み入れます。

結局、2か月北極航海に、2度乗船しました。

 

人と関わらなくても働けるように、と

試験管をふる道へと化学に進んだはずが、

長期航海の共同生活の中で、

個性的な研究者やぶっとんだ同級生と過ごす中で

いつのまにか、人とコミュニケーションをとることに

向かい合いたくなっていました。

 

地球の限りなく北側に向かい、思ったのは

たぶん、本気を出したら行けない場所はないんだということ。

わたしたちは宇宙にいくし、深海数千メートルにもいけてしまう。

行くか行かないかは、自分が決めるんだ。ということでした。

 話すと長くなるので、この話は、また今度。笑

 

 

 

共働きの両親のもと、第二次世界大戦を子連れで生き抜いた祖母に育てられ

「苦労は買ってでもしなさい」が幼少期の愛言葉。

 

とにかく、自分の目で見て聴いて感じて納得しないと前に進めない人間です。

たくさんの人に助けてきていただいて、何とか生きてきたため、

人への感謝の気持ちと共感度だけは人一倍です。

でも、人一倍、心が弱い人間でもあります。

 

3歳から18年間続けたクラシックバレエでは、竹刀でたたかれながら、

週に6回練習に通うこともありました。

周りが全国大会で優勝する中、わたしは悔し涙の記憶しかありません。

おかげで姿勢だけは今でもほめられます。

時々、トウシューズがなくなったり、パンツがなくなったり(笑)

女社会はここで学びました。

 

 

 

 

 

仕事でも、場づくりでも、対面でも、

「コミュニケーションってとても難しい。」と感じ続けてきて。

同じ空間にいるのに、全然気持ちが一つにならない。

「伝えたいこと」が伝わらない。

「理解したい」のに理解できない。

せっかく時間をかけて話したのに、何も生まれない。

伝わらないのは、自分の伝え方が下手だからだ。

そんなもどかしい思いをずーーーーーーっと持ち続けて来たときに

 

グラフィックファシリテーションに出会いました。

描くことというよりも、

目の前にいる人や場に寄り添い描くことでそこで大切にされていることを誰よりも大切にすること。

 

グラフィックを描く人はたくさんいるけれど、相手や場に寄り添って描けている人は多くないと気づきました。

場づくりや教育プログラム、心理学、組織開発、さまざまな知識があって初めて、その人、その場に適したプログラムや場づくりができる。

 

これまで経験してきた点が一気に結びついたこのグラフィックファシリテーション。このパワフルなツールは、人を癒す力や場を活性化したり一体化させる力がある。

 

人に寄り添えるようになるために、まずはこのツールをきちんと修得したいと思うのです。

 

そんなこんなで、自分の頭の整理もかねて、

ついにブログを始めることにしました。

 

文字にすると、普段話さないことが

でてきてしまいそうで、少しこわいですが。

そんなダメな自分も、まずは可視化することで、

変化するきっかけになることを願います。

 

 

おそらく普段は、築100年京長屋生活のはなしとか

猫のはなしとか

北海道のはなしとか

発達障害の話とか

イベントの話とか

マニアックな昆虫の話とか

しょうもないことが大半だと思いますが、どうぞよろしくお願いします!

 

 

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