大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

OST実践ガイドの出版記念講演会におじゃましてきました^ ^

f:id:dem34:20180710222954j:image

 

大川さんにお声かけいただいて「OST実践ガイド」の出版記念講演会におじゃましてきました^ ^

 

大川さんは、去年、著書の表紙を描かせていただいてから時々このようなイベントでお会いしていろんなお話を聞いています。

 

ワールド・カフェから始める地域コミュニティづくり: 実践ガイド https://www.amazon.co.jp/dp/4761526610/ref=cm_sw_r_cp_api_nxlrBbHNXZEW0  


f:id:dem34:20180710222950j:image

 

今回、OST(オープンスペーステクノロジー)の実践ガイドブックのお話ということで、楽しみにしておじゃましてきました。

 

---

OST (オープンスペーステクノロジー) とは?>

4つの原則のに則り、そこに集まった参加者で一人ひとりが関心を持つすべての課題が取り上げられます。テーマはその場で参加者が出します。そして、テーマを出す出さないは自由で、テーマを出さなかった参加者は関心のあるテーマに集まり、対話をします。


4つの原則

1)ここにやってきた人は誰でも適任者である

2)何が起ころうと起こるべきことが起きる

3)それが始まるときが適切なときである

4)それが終わったときは、本当に終わるとき

 

詳しくは↓↓↓

人と組織の「アイデア実行力」を高める――OST(オープン・スペース・テクノロジー)実践ガイド https://www.amazon.co.jp/dp/4862762522/ref=cm_sw_r_cp_api_xJjsBb1FGZZPG

---

 

わたし自身も、凸凹フューチャーセンターで2年前からOSTの手法で対話の場を運営していたり、今年3月の第15回情報コミュニケーション学会の中でも、双方向のコミュニケーションを生み出す仕掛けの一つとして、グラフィックファシリテーションを取り入れたOSTを阪井先生や畑先生と開催企画をして実現したり。興味津々で今回のお話しもお聞きしてきました^ ^

 

 

講演会でお話しされたみなさんの落書きメモはこちら。

 

大川さん  出版に至るまでのストーリー

オープンスペーステクノロジーという名前が伝わりにくいなぁと、出版社の方から言われたストーリーや、TEALや対話型組織開発の本が出版さられて、その中でOSTについてのお話があることで、OST実践ガイドブックを手に取る方が増えてるのかもしれないなぁというお話もありました。
f:id:dem34:20180710223309j:image

 

香取さん リーダーシップを生み出すOST ファシリテーターの役割
f:id:dem34:20180710224110j:image

 

小野さん ビジネスの現場でのOST 問いかけこそ全て
f:id:dem34:20180710223300j:image

f:id:dem34:20180710223313j:image

 

野中さん 教育×OST = ed camp ムーブメント

参加者を元気に/情熱が交錯/場と繋がりの運動体

f:id:dem34:20180710222954j:image

 

パネルディスカッション
f:id:dem34:20180710223305j:image
f:id:dem34:20180710223257j:image 

 

 

印象的だった話

 

野中さんの Edcampのお話がじわじわきました。  

 

教育関係者が対話をするedcampが日本で初めて開催されたときから誰よりも企画したり参加されているのが野中先生です。

 

私自身も、去年、大阪で第一回が開催されたed camp AZ in Osakaでは、グラフィックファシリテーションをチームとして取り入れて、対話の活性化につとめました。そのお話も今回してくださっていたのがうれしかったし、今年は、野中さんと同じセッションで対話をさせてもらったのですが、話しすぎてしまう人も包み込むファシリテーション力が優しくて、野中さんがどんなことを考えてこの場におられるのか興味津々でした。

 

教員をはじめとする教育関係者の集まりなので、コントロールになりがちだけれど、そこをいかに手放していくかがポイント。「新しい教育実践についてのアイデアや知恵を共有して議論する学びの場」という言葉は未来の見えない私たちにとって大切な場だな、と感じました。

 

 

小野さんの、企業の中にOSTを取り入れたお話がすごく興味深かったです!

 

これまで学術の世界や教育の現場、未来を考えるワークショップや他業種の方々が対話するOSTは企画したり参加したことがありますが、企業の中でこの手法がどのように受け入れられるのか…

 

小野さんのお話によると、会社では、OSTという言葉を使うと受け入れてもらえないことが多いので、この言葉は使わない。

また、深まってくると、OSTだけでは前に進めなくなることもあるこで、その他の手法と組み合わせることが必要になってくる、というお話が、とても納得がいきました。

 

なぜOSTみたいな場が求められているのか?という会場からの質問に、

「正解がない世の中だから、やってみたいとわからないことだらけ。一方で出る杭は打たれる現実もあるけれど、私たちは、半歩踏み出す勇気が必要だ。」と答えておられました。

 

半歩踏み出した時に、現状や自分を守りたいと無意識に思う上の世代の方々に叩きのめされるような社会じゃなければいいな、と感じました。

 

 

最後に。

大川さんのおかげで、就職して東京に行ってしまった、関西のアイドルあるちゃんに会えました!社会人になってビジネスの視点も身につけたグラフィッカーあるちゃんはますます輝いていました♪

 

f:id:dem34:20180713210204j:image

 

 

OSTを使った対話の場について。

凸凹フューチャーセンターでは、発達凸凹を含む、マイノリティについての当事者も支援者も共に対話する場を毎月開催してきます。

 

8月25日(土)

多様性が拓くみらいを考えよう!

〜オープンスペーステクノロジーとグラフィックファシリテーションで考える自分たちの未来

https://www.facebook.com/events/499257550544296/

 

同志社大学でフォーラムを企画しているので、関心のある方は、ぜひご参加ください!必要な方に届きますように。