大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

いよいよ今週末です〜多様性が拓くみらいを考えよう@同志社大学

「様々な立場の方から生まれるの問いの連鎖が楽しみ」

 

いよいよ今週末の開催となりました!

 

私が発達凸凹を意識したのは、教育現場で、発達凸凹の学生と出会ったことがきっかけです。

 

発達障害なんです。助けてもらえますか」と。

 

日本人の6〜10人に一人は発達凸凹と言われているにも関わらず、学校側には支援の仕組みはまだなく、発達障害に関する知識も乏しく、何より私自身、目の前にいるこの子に寄り添う手段を持っていませんでした。

 

アクティブラーニングという、学生同士が対話をしたり、グループワークをする授業形態の際に、緊張して話せない子や、話しすぎる子がいる中で、どうにかみんなが安心して参加できる方法はないかと探して探して…

 

見つけてきたのが、凸凹フューチャーセンターの特徴の一つでもある「話の見える化-グラフィックファシリテーション」です。

 

この「話の見える化」は、「誰が話したか」ではなく、「何を話したか」を目の前で文字とイラストで書いていきます。そのことで、すぐに確認できたり、話についていけない人も確認できたり、小さな声にも光を当てることができます。今では、私たちにとって、立場が違ったり、バックグラウンドの違う人が一緒に対話するときに安心して話すことのできる大切なツールの一つとなっています。

 

 

私たちは、今回のような「対話の場」を2年前にスタートしました。第一回は参加者は2人。
今では全国から多い時で40名を越える方が集まるようになりました。

 

当事者だけ。保護者だけ。研究者だけ。支援者だけ。で話をするのは、価値観が近く居心地がいいですが、それぞれの役割や肩書きを手放して、ひとりの人として話すことで気づけること、学べることの豊かさを感じています。

 

また、支援という言葉よりも「共助」という言葉に惹かれています。普段「支援される側」とレッテルを貼られている人が、発達凸凹のお子様のいる保護者を励ましたり、アドバイスしたり「支援する側」になることもある。これは共助だと感じています。

 

誰かが枠をつくることで、その枠にはまる人が出てきるんじゃないか。その枠を壊したい。

 

 

答えはないですが、障害をもっていると言われる人間が力を発揮できない社会自体が大きな損失をうけているのではないか?と感じるようになっています。

 

そんな想いで、私自身は発達凸凹という見えない障害や、一人ひとりの想いや願いを、ペンを握り、見える化する事で向き合う方法を選んでここにいます。

 

今回のフォーラムでは、研究者として、指導者として、ファシリテーターとして、まちづくりをする人間として…それぞれの視点から社会や障害と向き合うゲストがお越しくださります!

 

様々な問いを持った人が、その問いを自分の中にしまいこむのではなく、集まった人たちと対話することで、また新しい問いが生まれる。

 

そんな場になればいいな、と感じています。みなさんとお会いできるのを心待ちちしています!

 

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https://www.facebook.com/events/499257550544296/