まとめるのは難しい。でも、醍醐味でもある
八尾市の10年後の産業を変えていく会議。
八尾市中から、産・学・官・商…etc、様々な分野で活躍されている方が集まり、2年間に及び濃密な会議をしながら進めていく会議。
今日は、次回会議のプロセスデザインについての意見をいただきに、委員のお一人の山田委員にご協力いただき、八尾市の松尾さん、吉田さんとおじゃましてきました。
もっとこうしたらいいんじゃない?それはどうだろう。と、率直な意見をくださり、本当に有難い時間でした!!
マイクをまわして話す会議から、対話の場へ
八尾市がとても熱いです。これまでとは違う未来を手にいれるために、違う試みを取り入れる。従来の会議のやり方から、これまでにやったことのない方法に挑戦されようと本気で行動している方々がいます。「初めて」は、誰だって心地よいとは言い難いし、批判はつきもの。不安もつきまとう中で、腹を据えて進んでいます。
マイクをまわして意見を伝えていく会議から、ワークショップや話の見える化を取り入れたフューチャーセッション形式の対話の場にする。そのために声をかけていただき、全体のファシリテーションとプロセスデザインの部分について、去年の春から伴走させていただいています。
第1回八尾市産業振興会議の様子
八尾市ウェブサイトより
https://www.city.yao.osaka.jp/0000044402.html
すでに一人ひとりは、素晴らしい価値観を持っておられるので、それをどう「私たち」として集合知にしたり、「新しい価値」にしていけるか。そのときに、面白さや自分らしさを失わないように。
普段、顔を合わせない業界の方々も一緒の場にいる中で、遠慮したり、否定したり、誰かに任せるのではなくて、自分ごととして自分の言葉で話していく会議。
これまで、発散と収束を意識しながら対話を下繰り返し、とことん発散させつつ、お互いの価値観の先に、正解不正解はない未来を描くための共通言語をグラフィックで紡ぎながら蓄えてきました。
いよいよ来週。
これまでの話をまとめていきます!
まとめるのは、どこの会議におじゃましてもみんな悩むし、楽しい作業というイメージを持つ方は少ないです。私もはじめはそうでした。
でも、最近は少し違います。
発散もしていないのにはじめから収束する会議だったり、情報の一方通行や、報告会みたいな会議は、声を出しづらくて、時間が長く感じられたり、新しい価値も生まれづらくて、予定調和だったりする。私が新入社員の時はこちらの会議が多いと感じて息苦しく感じました。
今は、「発散フェーズ」と「収束フェーズ」を回ごとに意図的に意識して繰り返すことで、目には見えないけれど、生まれてくること、言葉になってくることの豊かさが違うと感じるので、収束する時も何が生まれるかワクワクします。
自分の伝えたいことを丁寧に言葉にして、相手が伝えたいこと真剣に受け止めて、その結果、そこにいるみんなで「うん!そうだね!」と言えるものが生まれてきたときの醍醐味は…
誰もが100%納得いくものなんてないし、正解もない。ただ、「そうだね!」と言える納得できるコアが見えてくると、コアを中心に、「私はここを考えたい。」「いや、ここはもっとこうじゃない」と見えてくる粒度が一気に変わる瞬間がある。
そんな場を目指して、来週は、関西から3人ものグラフィッカーに参戦してもらいます。
(よろしくお願いします!)
当日の前に、意気込みを言語化するのは初めてですが、そう、今回はそんな場にしたい。というよりも、その場にいるみなさんとしていくんだろうな。と感じているので、書き残してみます。
次回の会議は非公開ですが、今年度末の全体会議は、一般傍聴席がありますので、ぜひ気軽にお越しください!
八尾市の本気の取り組み、委員の方の対話、真似したいところがたくさんあると思います。
全体会議 2月18日@八尾市
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八尾市サイト
https://www.city.yao.osaka.jp/0000044402.html
八尾市産業振興会の概要(サイトより)
https://www.city.yao.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000044/44402/shiryou4.pdf
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ここまでの過程をほとんど書き残してこれなかったので、今年度が落ち着いたら、10年後を描くために協力してくださったシナリオプランニング協会のお二人のストーリーや、悶々と悩んでいた点、今度はこんな風にしてみたい。という点もまとめていきたいです。