奈良県広陵町で『中小企業・小規模企業振興基本条例に基づく委員会』
奈良県広陵町で『中小企業・小規模企業振興基本条例に基づく全体委員会』が開催されました。
広陵町は奈良の町の中でも人口の多い町で、靴下の町としても有名です。国内トップクラスの生産量で、実は全国生産量の約4割を担っています。
今回、50名以上の地元の経営者の方が集まり、3時間に及ぶワークショップを実施しました。
北陸で出会ったベテランファシリテーターの谷内 博史さんと、一緒にホストさせていただけることになり、その1回目。
山村町長がとても柔らかい雰囲気の方で、最初から最後まで見守ってくださりました。
そして、役場のみなさんのチームワークが素敵で、各テーブルにファシリテーターとして入られたり…と、心地良い場でした。
せっかくなので、参加者の目線で色々お話をしたいと思い、グラフィックの各必要のないプログラムでは、一緒に座らせてもらって議論に入りました。
まずは発散フェーズ
しっかりと様々なアイデアをだしながら、アクションの種を集めます。
ハーベストバック
今回、グラフィックファシリテーションの後に、参加者のみなさんにハーベストバック(気づいたことを声に出して伝える)の時間をたくさんいただき、描くことで感じたこともお伝えしました。
課題に感じていることはたくさん出てきましたが、その中でも「知らないからできない」「知ってるけどできない」「やり方を知らない」「やり方はわかるけど一歩目が踏み出せない」「1人ではできない」「みんなでやるやり方がわからない」色々なグラデーションの課題が出てきました。
そして、「情報があれば解決する」ものもたくさんあったので、解決できるものはこの会議を通じて伴走させていただきながら解決して、「みんなで力を合わせないと解決できない」共創の部分に注力していけるように、次からの場をどのようにホストしていけるか、とても楽しみです^^
人材不足は多様性を受け入れるチャンス?!
テーブルの一つ「若手の人材が足りない」という課題を持ったみなさんのお話。
最近どこにいっても「人材不足」という声が聞こえてくる。今回も50人のうち3分の1くらいの方がこの課題を声に出していた気がします。
100歳まで生きる時代。
「人材が足りない」のではなく、「多様な人を受け入れる工夫をするチャンス」なのかも。
「活躍できるのに働く場所がない。受け入れてもらえていない」みたいな障がい者や60歳を超えた人を受け入れる器づくりをいち早くしている組織に多様性が生まれ始めている。
「働きにきてね!」と発信するよりも、「働きにきたくなる現場側の工夫」が求められはじめてるんじゃないかな。
この前のオムロン太陽さんの見学をした時にも感じたことが繋がってきています。
次回もよろしくお願いします!