大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

八尾で100人ワークショップ〜グラフィックファシリテーションチームの事前mtg

7月19日に「八尾YEG×みせるば八尾『伝える、伝わる。』」@みせるばやおが開催されます。その1回目事前打合せ(顔合わせ会)をみせるばやおで実施しました。

 

 

1年以上の想いが込められた呼びかけ

 

八尾商工会議所 青年部の広報委員長、鷲見さんが呼びかけ人。

 

「八尾にいる経営者のみなさん一人ひとりは魅力的。その一人ひとりが、自分の所属するコミュニティだけでなく、横の繋がりをつくっていけば、さらに八尾が活気づくんじゃないか。

そのきっかけをつくりたい。」

と、1年以上温めてこられた想いをもって、お声かけいただきました。

 

 

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初めてのワークショップ。そして100人規模の対話に挑戦

 

熱い火種には、全力で応援したくなるタイプ。笑

 

話を聴いてみると、これまで対話形式のワークショップをしたことはなく、100人近い対話の場もはじめてとのこと。

 

4月に、一度どんな雰囲気なのか知りたいとお願いして、委員のみなさんの会議にひょっこりおじゃましたところ、八尾独特のスピード感のある話し方とつっこみ。

 

対話って地域柄が出るのですが、こんなに個性的な対話の場は初めてで、特に今回の会議の勢いにはグラフィック人生初めての経験と言っていいほどタジタジでした。笑

その日はグラフィックを活用する想定でプロセスデザインもしていなかったし、ほぼグラフィックレコーディングの状態で即興で描かせていただいたのですが、みなさんが、すきなことをワーってお話された後、グラフィックを眺めることで、少しずつ収束に向かっていって

「すごいやんこれ。」「ここから話がまとまっていきそうやん。」「うちらようしゃべったなw」「これ会議でつかえるんちゃうの」と、気づきやグラフィックへの期待を話してくださり、めでたく7月の本番にもグラフィックを入れてみることで起きることへの期待感を少しだけですが感じてもらえた感触。

 

 

熱い想いを応援してくれる16名のグラフィッカーが集まる

 

鷲見さんの想いに賛同してくれそうなメンバーに声かけをしたところ・・・・

なんと、16名のグラフィックファシリテーションチームとなりました!

 

この中には、プロでファシリテーションをしている方、組織や行政で役職に就いておられる方、会社の経営者の方、八尾市民の方、本当にいろいろな方が、有志で集まっています。


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事前ミーティングと振り返りが大切だと思う理由

 

私が取りまとめ役をするときは、できるだけ事前ミーティング数回と振り返りの場をもつようにしています。

 

いきなり当日を迎えてしまうと、目的がぶれたり、初めてグラフィックにチャレンジする人は不安を膨らませてしまうし、振返りがないと、せっかくの学びや気づき、悔しさが次に繋がらないから。

 

今回、1回目の事前ミーティングという形で集まりました。

 

●「八尾YEG×みせるば八尾『伝える、伝わる。』開催の目的

● OUTCOME=終わったときに参加者にどんな風になっていてほしいか。の確認

● 八尾の地域性を八尾の方から学ぶ

● 今回のチームの中で、どんな役割をとりたいか話す

 ex.描くことにチャレンジ、初めてグラファシ描く人のサポート、場の見守り等

● 1人ひとりが「当日、どのような学びを得たいか。」「どのようなチャレンジをしたいか」

● 当日、どんなサポートがほしいか

 

ざっとこんな話をしました。

 

 


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その後は、グラファシの練習&お互いを知るワーク

3人一組でストーリーテリングトリオをして、気になっていることを話ました。

 

毎回思うのですが、3人でストーリーテリングトリオでグラファシをすると、たった5分ずつ話すだけなので、段々と三人の話が響き合い、影響し合い、思いもよらなかった「想い」や「気づき」や「本音」が出てくるのがすごい。  

 


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プログラフィッカーのにへーさんのグラフィックにつられて、初めてグラフィックをみた方も描けちゃいました!


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お互い八尾に住んでいても、こうしてじっくり一人ひとりの話を聴くと、新しい視点から見れるようになる様子。


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本番までに、もう一度集まる予定。

 

 

各所で活躍するメンバーが集まって、ありのままの言葉を交す贅沢な学びの場

 

今回の会議でも、スーパーファシリテーターのおみさんが、「最後のクロージングはもう少し深められないかな。」と提案してくださったり。

 

現場でグラフィックを活用しているにへーさんや、マインドマップの講師のやすさんが、「八尾らしいグランドルールを考えてみてはどうだろう。」とこれまでの経験から話してくださったり。

 

研究者であり、ファシリテーターのありちゃんが、不安がふくらむ企画者の方に「不安は消えないですよね。そこにどんな準備や仕掛けができるかも考えましょう!」とかわいく安心感を増やす言葉で寄り添ってくれたり。

 

数十万のセミナーもいいけれど、こうした実践の場で、各所で活躍するメンバーが集まって、ありのままの言葉を交わしながら進めていく現場を経験できることの贅沢さを感じています。

 

プログラムデザインは、一人でつくる方がきっと楽だし早いけれど、自分の想定内のものしかできない。たくさんの人が関わる社会だからこそ、様々な分野のメンバーとコクリエイションしていけるこういう実践をもっと増やしたいと感じています。

 

専門が違うとぶつかりがち、すれ違いがちなところを自然と融合できる場になるのは、グラフィックファシリテーションファシリテーションの力だと思います。この世界には、あり方が磨かれている人が多いな、と感じています。

 

 

本番は7月19日

 

呼びかけてくださった鷲見さんや、こんな素敵な土壌を育ててくださっている八尾のみなさんに感謝して。

 

たった3時間のために。

当日集まる方の気持ちや、ありたい姿、不安や期待。

たくさんの想いを巡らせて、みんなで準備をします。

 


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 わたしは、この時間が好き。

 

 

 

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