大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

交流会嫌いの人間も居心地いい。交流会3.0

約半年間、グラフィックファシリテーションで併走させてもらった活動進化プログラム、“みんなごと”のまちづくり推進事業「まちづくり・お宝バンク」。

 

いろんな取組の提案者が、他の取組提案者や地域のまちづくり活動の担い手が出会えるように…と、先日「交流会3.0vol.2 いつもと違う出会いのデザイン」が開催されました。

 

何度も描いてきたまっくすさんの似顔絵。ちょっとだけ(ほんのちょっとだけ)似てきたのではないでしょうか・・・!

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約150名の方が同志社大学の会場に集まりました!

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わたしはというと、去年に引き続き、グラフィックファシリテーションを担当させていただき
+ One day cafe.kyoto 発達凸凹の?について語るcafeについて紹介する機会をいただきました。

私たちのような弱小団体にも、人前でプレゼンさせていただける機会をくださるまちしごと総合研究所さん、すばらしいです;;

 

そして、今回も、使わせていただいているきれいな写真は其田さん撮影です。

 

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アートと◯◯の話

 

ゲストに、アサダワタルさん(文化活動家・アーティスト)と中脇 健児さん(場とコトLAB)をお迎えしての前半。自分自身の関心ど真ん中の活動をされている2人でした。

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 現在京都造形大学で教鞭をとっておられ、地域とアートの間で活動している中脇さん。「今回は直感と予感にフォーカスしていきます!」という言葉の通り、進行も次に何が起きるのかわからないジェットコースターのような展開でした。笑

 

わくわく、そして、グラファシはハラハラ(笑)

お二人の熱量の高まる瞬間を全力で感じ取るべく、五感を研ぎ澄ましまくりました୧( ⁼̴̶̤̀ω⁼̴̶̤́ )૭

 

 今回、中脇さんがゲストトークの進行をされていて、「へんてこりん」を言葉にできる人としてアサダさんをゲストにお呼びしたそうで、2人のかけあいがお笑い芸人に負けないくらい楽しくて軽快でした。

 

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アサダさんのお話では、アートと社会が離れていることへの課題感や、アートをアートの中の作品として終わるのではなく、ここからどんなおもしろい文化を生み出せるか挑戦していきたいと話しておられました。

 

 

へんてこりん

 

話の後半は、人の繋がりの話へ…

 

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つながる時のバランスってむづかしいよね。
出会いって巡り巡るよね。
だから、まじめさよりも、ぐちゃぐちゃつながっておくって大事なんだよね。

というお話から、
世間話だと上っ面だけで終わってしまいがちなところ「へんてこ」や「工夫」を取り入れて、「角度の取り方を考えるんだよね」

最初の場としてへんてこを設定することで、より相手のことを知るきっかけになるんだよね。というお話は、これまでなんとなく感じていたことを言葉にしてくださったように感じて、すっきりしました。

 

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話はそれますが、中脇さんが、周りの人から慕われているオーラがすごかったです…。ゲストトークをしに来てるはずなのに、後半のワークショップのコーディネートのみならず、ブースのファシリテーションも担当してたりと、ゲストトークの役割を越えてとにかく周りを巻き込んで活き活きされてました。

 

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しかも、中脇さんの教え子にあたる京都造形大のみなさんがグラファシの色ぬりなど手伝ってくれて、思いがけず若い子たちとコラボできて、かなりテンションがあがりました。みんな、自分で考えて動いてくれる子達ばかりでした♪

 

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 後半に入る前には市長が駆けつけご挨拶。

 

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後半は体験プログラムとMeetUpイベントプレゼンテーション

 

<体験プログラム>

・出会いの遊び ~陸奥コレクション~

当事者研究スゴロク、まわしよみ新聞、劇札など、数々の賞を受賞している陸奥賢さんの出会いの遊びコレクションからセレクト。

 

・poRiffワークショップ

poRiffは、岸和田市東大阪市にある福祉施設で制作されている
商品で、カラフルなレジ袋を繋ぎ合わせて作られています。
この手法を使って雑貨を作るワークショップです。

 

・デスカフェ

欧米を中心に密かなムーブメントが起こり、京都では若手僧侶グループが開催している、お寺やカフェ、レストランなどでお茶を飲んだりしながら「死」について語り合うイベントです。

 

・CIRCULATION KYOTO(サーキュレーションキョウト)

京都市の各文化会館とロームシアター京都が連携し、クリエイターやワークショップ参加者、地域の方々と共に、地域に潜む課題と魅力を発見するとともに、まちの見方を180度変えるユニークなアイデアで、新たな“ローカルメディア”をつくるプロジェクトです。

 

*交流会3.0のイベントページより引用

 

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<MeetUpイベントプレゼンテーション>

 

プレゼンテーションは以下の7組

・Active book dialogue / NPO法人場とつながりラボhome's vi
・てらまる。 / MaMan Kyoto
イラストレーターサロン / 白川 諭
・コミュニティ・スペースsacula / 木村 友香理
・green drinks kyoto / 月館 海斗
・one day cafe.kyoto / 鈴木 さよ
HOTEL SHE, KYOTO / 龍崎 翔子

 

京都で活躍されているみなさんと一緒にOne day cafe.kyoto〜発達凸凹の?について語るcafe〜の紹介をさせていただきました。

 

 NPO法人場とつながりラボhome's viの 嘉村 賢州さんによるActive book dialogueの紹介。どのようにABDが生まれたのか、どんなところが魅力的なのか、開発者の1人であるご本人からお話をお聞きできて感激でした。

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交流会3.0の文字をデザインされた白川 諭さん。こんなステキなデザインをどうやって生み出されるのか・・・。おしゃれすぎるPPTが羨ましかったです。

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誰も来てくれないんじゃないかと思っていた、One day cafe.kyoto〜発達凸凹の?について語るcafe〜の紹介プレゼン。来てくださった方はいい人ばかりで、みなさんうなずきながら話を聞いてくださりました。

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本当は、交流会って苦手 

 

本当言うと、交流会という部類のイベントはとても苦手で、何を話したらいいかわからないし、誰がいるのかわからない中で、どうしたらいいかわからなくなってパニックになるので、自分からは参加してきませんでした。笑

頭の隅では、自分の運営している団体 (One day cafe.kyoto /新名称:凸凹フューチャーセンター) のことを知ってもらったり、京都市で活動されている団体さんに出会ったり、いろんな情報を学ぶために、参加した方がいいのは頭でわかっているのですが、やっぱり、苦手なのは変わらなくて。

 

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でも、交流会3.0は心地いい。

きっと、限られた時間の中に、たくさんの工夫が仕掛けられていて、参加した人が、一人ひとり自分にあった楽しみ方や、人との出会い方をできるようなプログラム・空間になっているからなんだと感じています。

 

それこそ、へんてこな仕掛けが意識的にも無意識的にもたくさん散りばめられている。

 

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表舞台にはでないけれど、毎回、この場をよくするために一生懸命に準備してくださるスタッフのみなさん。とくに、活動進化プログラムは、たくさんのボランティアの方に支えられていて、すごいなぁと思うのです。何か得するから、とか、義務感、とかではなく、まっくすさんや井上さん、琴地さんといった、周りの人を大切にする魅力的なスタッフのみなさんがいるから、みんなが集まってくる。いつも本当にありがとうございます。

 

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あとは、たぶん、交流会には関心ないけれど、まっくすさんがつくる場なら来ようかな♪という、各所で活躍している方が引き寄せられてくる空間だから、目的のある出会いが生まれやすいのかな、とも感じています。

 

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主催者が心からリラックスして楽しんでいるから、周りの人は、心から安心して、自由に楽しめる。暖炉のまわりに自然に人が集まってくるように、その人の熱を皆が必要としているんだなぁ。

 

なんとなくですが、「無理せず、話しても話さなくてもいいんだよ」という感覚で居られる場所。「ここにいて良いのだ」と感じられる空間。自分はここに存在していいんだ、と思えたとき、新しい挑戦に一歩踏み出していけるような気がします。特別な能力がなくたっていい。人と人との関係性の中で、一緒に学んで成長していけるような、そんな居場所をOne day cafe.kyotoでも創っていきたいなぁと思うのです。

 

 

参加できなくてとっても残念なのですが、2月10日は活動進化プログラムのもう一つのプロジェクトの成果報告会です。関心のある方はぜひご参加を。

www.facebook.com

 

 

One day cafe.kyoto (新名称:凸凹フューチャーセンター)のfacebookページと今後の企画スケジュールです。

https://www.facebook.com/onedaycafe.kyoto/ 

 

2/12 みんなで読もう ~ABD(第2回)~

2/12 One day cafe.kyoto~発達凸凹の?について語るcafe~#15

3/4  残席3【発達障がい/支援者向け1日講座】 話の見える化を活用したサポート

3/31  あなたの好きな香りは? 〜アロマテラピー体験講座〜

3/31  One day cafe.kyoto〜発達凸凹の?について語るcafe#16

 

凸凹フューチャーセンター次のステップへ

 

凸凹フューチャーセンター、何かあったときに、発達凸凹について知りたいと思った時に、駆け込める駆け込み寺のようなBook cafeのような拠点をもちたいと試行錯誤中です。3月には、実際に、どんな拠点になったらうれしいか考えるワークショップを開催したいと思います。

 

ぜひ、みなさんの力を貸してください!(現時点では3月21日(祝)を予定!)