大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

第10回つなぐ人フォーラムに参加してきました

第10回つなぐ人フォーラムに参加してきました!

 

おいしい空気、おいしいご飯、一面の雪…

 

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実行委員の林さんにツナギスト(活動を紹介する人)として声をかけていただいて、何が何だかわからず参加したのが2年前。

 

その時は、林さん以外知ってる人はいなくて、何をする場所なのかもよくわからなくて、最終日にはヘロヘロで疲れきって帰った思い出が今では懐かしい…

 

今回は、友人のツナギストを応援したいなーと思って参加しました^ ^

 

ちなみに、実行委員長の高橋真理子さん(北海道大学の大先輩)のあいさつでもあったように、「つなぐ人フォーラムは参加してみないと何なのかわからないフォーラム」なので、ブログでは、好き勝手にでむが感じたままを書きたいと思います。笑

 

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約160名が清里に集まる

参加者、ツナギスト、スタッフの方々を合わせると160名近く。全国から「つなぐ」をキーワードに集まりました。初めて参加される方が半数以上を占めていました。

 

 

10分プレゼンテーション

1日目は10分プレゼンテーション。
全部で28人のツナギストが集結!4つの会場で、同時にプレゼンが行われました。

やりたいことと地域を繋ぐ話や、僧侶の方のお話、ニューヨークのこども博物館のお話、小野寺さんのほめ介護のお話、女性サメ専門家シャークジャーナリストの沼田さんや、現役通訳ガイドの古屋さんのお話など、どこに話を聞きにいくか、毎回悩んでしまうラインナップでした。

 

 

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トップバッターは鈴木耕平の 「やりたいことと地域を繋ぐ キミツナプロジェクト」について。

 

絵も描いたことのなかった私が、たった2年でグラフィックファシリテーションを仕事にできるようになったのは、松岡修造並みの熱さもつ(笑)彼のコーチングのおかげたったりします。

 

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そのお礼?に、今回のプレゼンで何を話したいか…頭の整理をお手伝いしました♪その時のグラフィック。

 

KP法で、想いのこもった熱いプレゼンに、わたしもがんばろう!と思いました。

 

 

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そして、海洋学専攻としては、とっても気になっていたサメ専門家、シャークジャーナリスト沼口さんのお話。サメへの愛が溢れていました!

 

 

発達凸凹の話

実は…自分から手を挙げて、凸凹フューチャーセンターについての話、話の見える化を活用した発達凸凹と社会をつなぐ場づくりについて紹介させていただく機会をもらいました。

 

参加者一人から試行錯誤で進めてきた対話の場なので、これからも試行錯誤を続けていきたい!今回、話を聴いてくれた方からアドバイスやコメント、元気をもらって、次の一年もまたがんばれそうな気がしてきました^ ^

 

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 プレゼンの写真は手元にないのですが、、、

人生初、模造紙に自分の話を事前に描いておいて、話ながら色ぬりををする。というプレゼンに挑戦しました!

 

理想としては、3分間クッキング的に、ある程度まで描き終えた模造紙に、色を塗りながら話すつもりだったのですが、、、

結果、話すことにいっぱいいっぱいで、まっっったく色を塗るための手が動きませんでした。笑

 

でも、プレゼンをしてよかったなぁと思ったのが、この場にいた方の中に、発達凸凹に関心のある方がたくさんいるんだということを知れたこと。そして、グラフィックファシリテーションを活用することが関係性の質を良くして、安心安全の場づくりになると感じていることについても、いろんなフィードバックをいただきました。

 

たくさんのコメントをくださる方や、真剣にアドバイスをくださる方、やさしい言葉をかけてくださる方・・・初めてあった人に対して、こんなに温かくなれる方が集まるこの場が、とても居心地よいと感じました。そして、1日目の夜から感謝の気持ちで満たされました。ありがとうございました!

 

凸凹フューチャーセンター

旧名称:one day cay.kyoto

 

 

2日目の45分ワークショップ

なんと、たった1日で35個のワークショップが開催されました。

それも魅力的で、選べない・・・

 

今回のテーマは「ご縁に身を任せてみる(笑)」

ということで、これまで出会ってきた方をはじめ、たまたま隣に座った方、たまたま立ち話した方との時間を大切にして、その方々のワークショップにおじゃましてきました。

 

◯持続可能な開発目標(SDGs)を自分たち事にする

林浩二さんと小寺さんがファシリテーションをしてくださりました。Think grobal, act localy. をキーワードに、自分の課題は?など、自分たち事として考えました。

 

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◯ダイアログ ライク ア チャイルド

ペコちゃん こと黒井良子さん

 

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 子どもの視界はこんなに狭い!という体験や、自分のこどもの頃を思い出すワークやダイアローグが、短時間で一気に深い話へと引き込まれました。

 

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◯つみきのそのさんとあそぼう!つながろう!

つみきのそのさん 園田ひでふみ さん

 

とーーーーーっても楽しかったです!

小さなステップを無心で積み重ねていくと、気づくととなりの人と繋がっていて、とにかくわくわくしながら、自然と会場の参加者の一体感・エネルギーが高くなっていきました。

 

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おわりんしりとりもおもしろかったー!

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みんなでいっしょにつくると早い!ドミノ倒し。

 

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事前にこのようなドミノをつくっておいてくださる細やかな優しさ

 

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最近、これまでに携わらせていただいた現場数が200を超えました。こねこねと細かい狙いをつくったワークショップに少し疲れていたこともあるからか、「シンプル」で「遊びながら隣の人と心が通う」「つながる」時間にものすごく感動してしまいました。

 

楽し過ぎたので、何かコラボしたいとそのさんにお願いしてきました!今年、奈良や京都にも、つみきのそのさんが来てもらえることになりそうです^ ^

 

◯つながりに疲れた人へ 落書きにできること

肥後祐亮

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まず、タイトルがめっちゃいい。

参加する人たちもいい感じに力が抜けていて、リラックスできる時間でしたー

 

京都でグラフィックといえば肥後祐亮・タオルマン!そして、まちづくりだけだなく、重要な役員会会議やあちこちの現場でひっぱりだこ。人の似顔絵を描きながら世界を旅したこともあるおもしろい人なのに、それを一切外に出さない。。。

 

今回も、参加者全員の前でワークショップを紹介するときに「落書きしまーっす」とだけ言って、自分のアピールはなし😱

 

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そんな彼だから、みんなが好きなのかも。。

ということで、ワークショップ、楽しかったなぁ。

 

 

3日目の2.5時間-肩書きのないオトナノハソビバ

 

 つなぐ人フォーラムの山場とも言える、2.5時間ワークショップ!

 

これは、簡単に言うと、今回参加した人たちが即興コラボをしてワークショップを開催する時間。

 

今回、立山クラフトのむらかみさんの声かけで、東京で我楽田工房を運営されているBono lnc.代表の横山さん、ホンジュラスに10回以上行っている五木田さんによるホンジュラスボードゲーム、つみきのそのさん、そして、笑顔のかわいい福岡から参加の学生洋菜ちゃんとコラボしました!

 

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「あそぶ」って、お互いの名前を知らなくても、その人の存在感とか、人柄を感じられる。

 

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知らず知らずのうちに打ち解けて、距離感が近くなっていって、もう一回会いたいなと思える間柄ができていく。  

 

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 いろんなあそびを終えたあと、グラフィックファシリテーションで、「『あそび』って何だろう?」と対話しました。

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この対話が深くて。笑

 

あそびって、日常化離れた場所で発揮される人の本能。あそびが文化をつくってきた。

 

特に印象的だったのは、ルールが決まっていないホンジュラスボードゲームの話。一応ルールはあったのだけれど、わいわいしながら自ずとルールが変わっていきました。そのことで、「一体感」や「共感」が生まれながらも、「まずはやってみよう」「やっていいんだ」という雰囲気が生まれて、自然とみんなで変えていく流れが生まれました。

 

子どもの頃、自己紹介しなくても遊びの中で仲良くなってたよね。今回も、人生を語るでもなく、自己紹介をするでもなく、自然とお互いの存在を感じ、記憶に残る間柄になっていたということに気づきました。

 

世の中、古いルールがたくさんある。そこにあるモヤモヤたち…あそびを通じて変えていければいいのに!という話もありました。

 

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初めて会った同志の中とは思えない安心感が生まれた「肩書きのないオトナノハソビバ」でした!またしたいなー

 

 

 さいごに

 

わたしは、「あなたは◯◯だから」というような決めつけるレッテルが嫌いです。

 

人の価値観は変わり続けるし、昨日と今日でも、細胞レベルでみればいくつもの細胞が死んでは新しく生成されて違う素材で成り立っています。

 

だから、変わりたいと思ったら、いつだって変わっていいし、それがその人自身、自分自身だと思う。

 

「あなたはは◯◯だから」

あなたはまじめだから、あなたは優しいから、あなたは自分に自信がないから

あなたままじめで優しいから大手企業があってるわよ。

 

子供の頃から、何気ない大人たちのレッテルにおさまって生きていました。今も、周りには人のことを決めつけることで安心感を得る方はたくさんいます。

 

レッテルを貼ってしまう人は、レッテルを貼らずにはいられない人だったり、自分の知識の中で物事を捉えないと安心できない人だったり。悪気はない。と今なら分かるけど、とても息苦しかったなぁ。

 

だから、わたしは誰かを決めつけたくないし、昨日と今日で、全く違うことをしていても「めっちゃいいやん」って言い合いたい。

 

そんなことを共有できる仲間に出会えた3日間でした。

 

凸凹フューチャーセンター、今年は、コミュニティカフェを設立します!当事者も支援者も保護者も先生も学生も研究者も。みんな対等に話せるコミュニティスペース。イベントをしてみたい人は協力したいし、誰かが何かしたいときに気軽に使えるスペースにしたいです。

 

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3日間で出会ってくださったみなさん、発達凸凹についてのプレゼンにコメントくださったみなさんの温かさ、本当にありがとうございました!

 

参加してよかったー!

 

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One day cafe.kyoto ---

(新名称:凸凹フューチャーセンター)のfacebookページはこちらです^ ^
https://www.facebook.com/onedaycafe.kyoto/

3/4 キャンセル待ち【発達障がい/支援者向け1日講座】 話の見える化を活用したサポート


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3/31 One day cafe.kyoto〜発達凸凹の?について語るcafe#16

発達凸凹についての学会発表の報告もします。

 

4/14 話の見える化を活用!ファシリテーショングラフィック講座

 

4/15 One day cafe.kyoto〜発達凸凹の?について語るcafe#17