プロセスワーク-Amy & Arny Mindell博士に会いに行ってきました。
プロセスワークセミナー-Amy & Arny Mindell博士に会いに行ってきました。
見えないものを、人に伝える、言葉にする…
感じたままに表現する。感じたままに行動する…
数字が安心、分析大好きながっつり左脳人間だったわたしにとって苦手な分野…、でも、グラフィックを描く上でとっても大切な感じとる力…
不安とある種のアウェイ感を感じながらも、創始者ご本人から学びたいという思いが勝ち、えいやっ!と、一人で飛び込んできました😳
スッとくることもあったし、ううぅん?というもやもやもあり、これは国の違いによる文化からくるものなのか、今の私に受け取る素地がないからなのか、内容というよりも、わたしにとって印象的だったことをゆるやかに手元のメモ(スケッチノーティング)でハーベストしておこうと思います。
(プロセスワークの詳しいお話は日本プロセスワークセンターで詳しくご説明してくださっています。)
今回のテーマ「Why you were born」あなたが生まれた理由
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あなたは何者なのでしょうか? あなたはなぜこの世に生まれてきたのでしょうか?
あなたの真の本質のパターンを見つける。
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セミナーは、とっても優しい口調のエイミーの進行ではじまりました。参加者は150人くらい?パッと見た感じは30代後半から50代、60代の方がたくさんおられるように見えました。
アニー(ミンデル博士)からのはじまりのメッセージ「あなたが生きている理由は?」
「私たちのインナーと向かい合うために…世の中の問題を解決するために…十分な長老(人の内側の問題を解決してくれる役割/クリエイティビティを助けてくれる存在/エルダーシップ)がいない。」
「本当に私たちがやりたいことをやっていくことに恐れを感じているのではないだろうか。」
「私たちがどうやってここで生きていくのか。誰も教えてくれない。そして、どうやって対立を解決するのか…両親や友人、誰もそのマニュアルを持っていない。」
「私たちには一人ひとりが持って生まれた内なるリーダーシップがあるんだけれど、みんな気づいていない。」
「あなたのパターンは?それを探っていこう。
「たくさんのつらい出来事の中に学ぶことがある」「学ぶことができれば世界は変わっていく」
宇宙と一体化していく話…
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あなたのリーダーシップ・パターンは?
あなたのパーソナルな、そして世界との関係にまつわる力を発見する。
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「あなたにしかない、生まれもったパターンをもって自分から世界を変えていくんだよ。」何度も言い方を変えて、アニーが伝えてくれたメッセージ。
「一見、負(難しい)と感じられるエネルギーをどう使うのか。ここが大切なんだよ。」
メッセージは、どれもシンプルだけど、私たちが忘れがちなことがたくさん散りばめられていました。
全部で3回のワークがありました。どのワークも原点は子どもの頃の最古の夢、もしくは記憶。そこでのエネルギーをムーブメント(体で表現すること)からパターンを導き出していきました。なんで子どもの記憶?どう繋がるの?根拠は?とむくむくと湧いてくるもう一人の自分にはお休みしてもらい、まずはありのままを体験することに集中。。。
ワークでは、毎回直感でこの方ステキ!と感じた女性とペアを組ませてもらいました。どの回もプロセスワークに精通した方と出会う機会をいただに、「わからないことがあったんです」と言い出しやすい雰囲気と、その疑問点にとても丁寧に応えてくださる空気が心地よくて。やる前には「なんだか不安」と思っていたワークも、理解するというよりも心地よくそこに居させてもらうことができることが幸せだな、と思いました。
グラフィックファシリテーションとの繋がり
グラフィックファシリテーション協会理事長の夏子さんが大切にされていることの一つにプロセスワークの考え方があって、グラフィックの講座のなかでもミンデル博士のお話をされます。
話し手の「言葉」と「表情」のズレを描くことで、本人が自ら自分の本当の気持ちに気づいたり、自分の言葉で本音を語り始める場づくりを意識して、その場の共感を見える化してきました。プロセスワークで言うところの「ダブルシグナル」。ジェスチャーと感情が一致していない状態。
「誰が話したか」ではなく、「何を話したか」対話のプロセスを描いて見える化することで、そこにいる人たちが役職や役割を手放し、他の人の気持ちを感じ取りやすくなる、などの効果があるなぁとも感じてきました。それが、プロセフワークで言うところの「ロールスイッチ」。他者の立場になったり、気持ちを感じてみる。
今回学んだPHASESの話の中に、宇宙は自分を通して何を伝えようとしているのかを感じるPHASE4という考え方があって。私にはまだ「宇宙」という感覚はピンとこないのですが、常に他のPHASEの後ろで流れているこのPHASE4は、「流動的だけれど確かにある見えない人と人との繋がり」だと解釈すると、私は、ここを描いているんだなぁという感覚。その場にいる人々を繋いで生まれる化学変化がある気がしました。
響いた言葉たち
エイミーとアニーのセミナーに参加するきっかけをくれたのは、ゆーみん。ゆーみんとは、去年のHarvestingチーム(大切な話し合いを絵で描いたり、写真に撮ったり、ビデオに残したりして、ハーベスト(収穫)して次に繋げる技術)の一人として参加したArt of Hosting(実践型リーダーシップ研修)で出会いました。
わたし自身は3日前に愛猫が突然命を失い、想像以上の悲しみの中で、気持ち的に暗くてふとしたときに涙のでる瞬間もあったりして、一度は参加をやめようと迷いが生じていた中で参加することに決めた理由。
おおげさかもしれないけれど、ここに繋いでくれた彼女の存在が大きく感じられました。何を言われたわけじゃないけれど、AoHの出会い方がとても素敵だったし、わざわざ名古屋から京都までグラフィックの講座に来てくださったり、率直なフィードバックをくださるゆーみんが「でむさんに必要と思って」とわざわざ個別に教えてくださったから。
自分の気持ちに気づくのが下手な自分だけれど、心が「行こうよ」と囁いているように感じました。
しかも、またまたこちらのゆーみんをAoHの参加に導いてくださったこばりんが今回のセミナーに偶然参加していて、夜に泊めてもらったりして、そこで、感じているもやもや、?、を共有する時間をもらえて。この時間があったから前向きに受け取れた気もしています。
「感じていることを感じるままにする」
できる人にとっては当たり前にできること。
でも、できない人には、ちょっとチクッとすることもある言葉。
自分が何を感じているのか、どんな気持ちなのかわからないままに必死に生きてきた私には、少しチクッとするけれど。
うまくできないことの方が多いから、無理にしようとせずに、できるときには思いっきり感じるままに動いていきたいな。
最近、大切な人とぶつかり続ける日々でした。その諍いは、自分の中に諍いが起きているから。わかってた。わかってたけれど、そうして絵にしてみて、改めて自分を変えていこうとスッと入ってきた言葉。大切にしたいです。
「人と違うエネルギーがあることを受け入れる」人のエネルギーが羨ましくなったり、自分は無力に感じられたり。常に前向きでいれるわけじゃないけれど、何回失敗したって、何度でも自分のことを受けいれていいよね。って感じてます。
ここまで、とってもざっくりと、そして好き勝手に書かせていただきました。(間違っている表現や、拙い言葉に不快な思いをされた方がいたらごめんなさい。)
さまざまな現場でグラフィックを描かせていただく中で感じてきたことと、今日のハーベストを照らし合わせて感じていること・・・
やり方や言葉、手法、表現は違うけれど、あちこちで起きているこの動き(あらゆる心理学やプロセスワーク、デザイン思考、ビジュアルシンキング…etc)は、本質的な「見えないけれど大切にしたい」ことは限りなく近くて、その場にいる人たち、社会、時代、国に受け入れられやすい形態へと発展させ、あるいはシンプルに削ぎ落とし、「大切」なことを紡いでいっているんだな…という感覚を身体で感じることができる時間でした。
知ってることがすごいんじゃなくて、学び得たことをどう自分に統合して、どんなあり方を選び、人に寄り添っていくか。
私は、正直、まだ「宇宙のエネルギー」がピンときません。「目の前の人・出来事を大切にする」ことからなら、少し宇宙に近づけるかも。と思いました。アニーの言う「生まれもったパターン」は、私にとって、出会う人たちによって育てられて意味づけられていくものだと感じるので、自分だけのものじゃない。これまで出会ってきた人々から育ててもらい、自分と人との間で意味づけられていくリーダーシップだから、自分勝手に使えないし、人と一緒に発揮していきたい。なんて、ぼんやりとそんな気持ちが生まれています。
今回の学びと関係ない話になってしまいましたが。笑
幸せな時に自然と笑顔になる。
怒りたい時に自然と怒りがこみ上げてくる。
悲しい時に自然と涙が出る。
自分の心の声が自然と聞こえてくる。
自然とできる人が羨ましくなるほどに、わたし自身はこの感度をどうしたら取り戻せるのかわからなくて、長い間もがいてきました。今は、前よりも自分の声が聞こえてきます。
自分の気持ちに蓋をしたり、抑え込んできた時間が長い人ほど苦しんでいる気がする。この感度を失っていることにも気づかずに貼り付けた笑顔で過ごしている人もたくさんいる気がします。
今回感じたある種のもやもや。何かを私に気づかせようとしている感じがするので、しばらく共に過ごしたいと思います。
Amy & Arny、ゆーみん、ありがとうございました!