大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

安富教授の災害情報論Ⅱに再びおじゃましてきました。

今朝は朝から緊急速報が鳴りっぱなしですね。7日(土)から8日(日)にかけても本州付近に前線が停滞する見込みのようなので、みなさんお気をつけて。

 

ちょうど、神戸学院大学の安富先生の授業「災害情報論Ⅱ」で豪雨災害についての報道の話しをグラフィックで描かせていただいたところ。

 

安富先生の話された「減災の正四面体」によると、住民の安全、研究者、行政、報道機関は密接に関わりあっていて、今回の緊急速報も私たちの命を守るためのお知らせだと思うとありがたい。でも、通勤中に電車の中で何度も何度も鳴り続けるとみんな見なくなっていく…

 

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今回の講義は、元々報道機関にいた先生だからこその厳しい視点も盛り込まれた大切なお話でした。

 

災害の規模が同じでも、報道の偏りにより日本全国への伝わり方がかわるので、義援金やボランティアに差が出てきた過去の事例のお話。

 

支援が必要な場に支援が足りないことを室崎先生がSNSを利用して発信し続けたというお話もありました。


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今回は、40名近くの学生に、授業の内容を振り返りながら色ぬりをしてもらいました。グラフィックに慣れてきたからか、手を動かすことで話しやすくなったようで、前回よりもはるかに対話が活発になったように感じました!


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今後、防災士や防災関係に進む学生は、いずれ本人の意思とは別にリーダーシップを発揮する必要が出てくるかもしれないので、そんな時に話すのが苦手な人、リーダーシップと無縁だった学生がその場にいる人を導くための情報整理や人の気持ちを受け取るのに「なんかあの描くやつ役立たたんちゃうかな?!」と思い出して活用してくれたらうれしいな!

 

安富先生、今回もあっという間の2時間、ありがとうございました!

 

前回、安富先生の授業におじゃました際の内容についてはこちら

http://sayo-dem.hatenablog.com/entry/2018/05/23/192430