大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

副業・パラレルキャリアを考えている人必見。新しい働き方会議 in 北陸

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北陸初の「複業」企業展

パラレルワーク未経験者も、フリーランスの方も、自社での受入れを検討している企業も歓迎の企画。今回、私自身も石川県で初のグラフィックファシリテーション(以下、グラファシ)のお仕事として携わらせていただきました。

https://furusatokengyo.jp/event/hokushinetsu/ishikawa/p467/


  

うれしかったのは、「新しい働き方会議 in 北陸」に携わらせていただくことになったきっかけ。この企画のコーディネーターである株式会社御祓川の岡本さんとの出会いです。そして、これまで関西で一緒に活動してくれた新入社員として社会デビューしたばかりの未来あるあるちゃん(あるがゆうちゃん)が東京から駆けつけてくれたこと。

 

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夫の転職で富山に来たのが4月。その時の正直な気持ちは、友達もいない初めての土地で、このままグラファシもできなくなっていくのかな・・・なんて考えていました。

 

そのときにご縁があって、7月にオープンする予定だったコワーキングプレイスCOMSYOKU でグラファシを活かして働きませんか。と声をかえていただきました。

 

富山には知っている人がいるのかな。またゼロからのスタートだな。と根暗なわたしは考えるわけですが、いただいた機会に甘えて、COMSYOKUに月の10日前後通わせていただくことになりました。

 

前置きが長くなりましたが、出勤何日目かの時、COMSYOKUに立ち寄ってくださったのが、今回の企画コーディネーターである岡本さんでした。初めてお会いした岡本さんとお話しているうちに、グラファシを活用して、会議で人の本音を引き出したり、イベントに来た人が話を聞いただけで帰ってしまうのではなくて、参加者一人ひとりが、そこで学んだこと、聴いたことを自分ごととして持ち帰ったり、課題意識をもつように、プログラム設計して活用しているんです。と一生懸命話していたら、「うん、それは、僕たちの企画に必要そうです。」とその場でグラファシの活用を検討してくださり始めました。

 

見たこともない海のものとも山のものともわからないグラファシに対して、初めてあった岡本さんが少しでも受け入れてくださったことがとてもうれしくて、その後も2回、3回と当日のプログラムの内容も、「グラファシで参加者の対話を温めるならアイスブレイクはこうしましょう。企業さんの話す時間を調整してでも、参加者が感じたことを声に出して交流する時間をつくりましょう。」と、鈴木の提案にも耳を傾けてくださり、当日のプログラムが出来上がっていきました。

 

岡本さんの、新しいものでも良いと思ったら取り入れる柔軟性や、チャレンジングな取り組みにも一歩踏み出す勇気、当日は、盛り上がりながらも居心地の良い雰囲気の「新しい働き方会議 in 北陸」となり、溢れ出ていました。

 

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SESSION1で新しい働き方やパラレルキャリアなど基本的なキーワードの紹介で岡本さんが話された内容

 

新しい働き方会議 in 北陸

 

「北陸では、働く人が足りていない。」富山に引っ越してから、聞き慣れてしまうくらい色んな人が言っています。今回のイベントは、そんな人で不足という一見暗い未来に聴こえそうな事実を、可能性として改めて捉え直せるような時間でした。

 

軸足を本業に置きながらも、スキルを活かし別の企業で働いたり、趣味を本格的に行ったり、NPOの活動を支援したりといった「パラレルキャリア」が注目を浴びています。初めて「パラレルキャリア」という言葉を用いたのは、あのドラッカーだと言われています。1999年に発売された「明日を支配するもの」という著書の227ページにその言葉は出てきます。そこから20年、北陸で初めて、大規模なパラレルキャリアをテーマとしたイベントが開催されます。それが、この「新しい働き方会議 in 北陸」です。

参考:ふるさと事業ホームページ

 

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実は本イベントはマッチングイベント。
兼業・プロボノの求人を持った中小企業と、
兼業・プロボノに関心がある北陸エリアの社会人が出会う場所なんです。

 

それでも本イベントは「新しい働き方会議」と名付けました。
ちゃんと求職者と求人が出会う設計ではあるものの、就活の合同説明会のように、ブースが寂しく仕切られ、企業のプレゼンがあって、バラバラと個別でやり取りを進めるような場は作りたくありませんでした。
会場が一体となり、企業も参加者も含めた北陸エリアの人々みなで「パラレルキャリア」について考える場を作りたい。
そういう願いがこのイベント名には込められています。

 

出展されたのは副業・プロボノ求人を持つ北陸企業8社

 

www.matosen.com

 

www.nanao-drive.co.jp

www.plakira.com


comingle.net



www.yamato-soysauce-miso.co.jp

 

株式会社高澤商店七尾市

小矢部で伝説を作り、奇跡を起こす。ヤマシナ印刷株式会社小矢部市

富山県の家具屋 | 石崎家具福光本店南砺市

 

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8社の企業さんによるパネルディスカッションはNPO法人G-netの南田さんが気持ちを引き出す素敵なファシリテーションで代表のみなさんの想いを引き出してくださりました。いいことばかりじゃない、裏側のお話も引き出してくださり、いいよね。で終わらない、自分ごとにしたくなる「問い」や「思い」に反応してグラファシに残しました。

 

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8社の企業のみなさんのお話を聞いて終わってしまってはもったいない。参加しているみなさんがどう感じたのか、何に問いを持ったのか、同じ話を聞いても、バックグラウンドや育った環境、仕事の違う参加者一人ひとりの価値観をここで出して話してもらうことで、さらに豊かな気づきになるので、グラファシにかき込んでもらいながら立ち話をする時間をとりました。


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実際に話された8社のパネルディスカッションと参加者のコメントはこちら。

描いていて、そして参加者のみなさんと対話して感じたのは、参加者から「新しい可能性」「社会をかえるきっかけ」「柔軟な考え方」「自分の得意をいかせるかもという希望」そんなエッセンスでした。


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その後のブース毎の交流session。どのブースにも人が集まり、対話が積極的にされていていました。

 

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後半では、パラレルキャリアで活躍されている須田さんのお話。


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今回もたくさんの方に助けていただきこの場ができたこと、心から感謝しています。

SpecialThanksは富山から駆けつけてくれたCOMSYOKUのイケメンマネージャー大坪さん。そして、東京から金沢まできてくれたあるちゃん。約10才年の違うあるちゃんのおかげで普段しないような写真ポーズもできたり、失われつつあった若いノリを思い出すことができました。笑 あるちゃんもまた、新入社員として東京で働きながら、グラファシを通じた場づくりを副業にしつつある新しい働き方に挑戦している一人。


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あるちゃんが作成してくれたかわいいポスター

 

www.facebook.com

御祓川さん、描いた後のグラフィックも活用してくださっていてうれしいです。

 

 

私自身も、今、夫の仕事で富山で過ごし、自分の仕事は東京で働き、発達凸凹の活動拠点は京都、と3拠点のワタリドリワーカーとしての新しい働き方を実証実験中。いろんな方に助けていただいて毎日を過ごしています。

 

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