大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

日本発達障害学会の中で、グラフィックを活用した対話の場のラウンドテーブルを持たせていただきます。

北海道札幌市にある、北星学園大学に打ち合わせに行ってきました。

 

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打ち合わせの内容は、2019年8月24,25日に開催される第54回日本発達障害学会の中で開催するOne day cafeの対話の場についてです。

 

肩書きも、こねもない、あるのは「自分たちで対話の場をつくるんだという想い」だけで、当事者や支援者、関係者が力を合わせて続けてきました。今年で3年目になります。

 

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3年前に学会に参加したとき「本人たちの声なしにすすめられていく支援や研究」に疑問を感じ、そのときの衝動が、毎月対話を重ねることへのエネルギーとなり、グラフィックファシリテーションの腕を磨く原点となり、対話の場を通じて様々な人の知恵や気づきを積み重ねてきました。


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障害をもった当事者が、自分でできることは何か、どこまでの合意的配慮があれば幸せか、あなたはどう思っているのか…。

 

一方的に決めつけるのではなく、それぞれが考えるきっかけとして。当事者や研究者、家族、支援者、教員、同僚が対等な立場の中で、自分の言葉で伝えたいことを話す対話の場が学会に取り入れられるのは、緊張もありますが、何か小さいかもしれないけれど、変化が起きる可能性を感じています。私自身にも変化が起きています。

 

凸凹ってグラデーション。

障害ってあいまい。

 

凸凹(得意不得意)が濃いせいで「発達障害」とラベルが貼られる人も、助けてもらっているうちにだんだんと、助け方も学んでいって助ける側になっていたりする。

 

助けてる側だと思っている支援者や家族の方が、本当はまっすぐな姿勢で頑張っている障害をもった当事者からたくさんのことを学んでいたりする。

 

年を取れば、目が見えにくくなったり、足が悪くなったり、手が自由に動かなったり、みーーんな障害者になるのに。

なんで、私たちは目の前の人に寄り添おうと思わないんだろう。

 

子供の頃から障害があるとかないとかで学校を分けたりして、私たちから学ぶ機会、友達になる機会を奪ったり、教育現場から多様性を失うことをしてきたんだろう。


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そんな、当たり前になっているようなことを問い直す場になるといいな。と、できることをじわじわとやっていくつもりです。

 

どうか、ここからの凸凹フューチャーセンターの応援も、よろしくお願いします!