One day cafe.TOYAMA 〜凸凹の?について語るcafe 〜 開催実現!
3月2日(土)に富山県高岡市コワーキングプレイスCOMSYOKUでOne day cafe.toyama〜凸凹の?について語るcafe〜を開催しました。
One day cafe.kyoto とは?
One day cafe.kyotoは、3年前に、発達凸凹(発達障害)当事者や関係者、支援者など、発達凸凹に関心のある数人でスタートした対話の場です。
前半はゲストの方からの話題提供、
後半は、参加者全員でつくる場で、話したいテーマを誰でも出すことでできるOST(オープンスペーステクノロジー)。
(ちなみに、イベントの開催方法がわかる人間がいるわけでもなく、鈴木家の自宅一階を住みびらきして会場にした形でスタート。当初の参加者は2名でした。)
昨年、団体名を凸凹フューチャーセンターとして、月に一回開催する対話の場・One day cafe.kyotoを中心に、他にも、成長し続けるコミュニティとして、必要な学びの場を自分たちでつくる研修や勉強会を開催するようになりました。そのあたりから、発達障害に関心のある方だけでなく、マイノリティであったり、「生きづらさ」や「多様性を生かす場」に関心を持っている方が来てくださるようになってきたんですね。
One day cafe.kyotoは、さまざまな凸凹さんが同じコンテナ(空間・時間)の中で、ごちゃまぜに集まることで生まれる気づきを紡ぐ対話の場になっていきました。月に一回、京都での開催を続けてきて、これまでに延べ1000人以上の方が参加してくださりました。
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発達障害者って何?
グラフィックファシリテーションって何?
という方はこちら
http://sayo-dem.hatenablog.com/entry/2018/03/27/172953
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「One day cafe.kyotoが全国に広がればいいのに」
きっかけは、昨年の6月にそうさんがファシリテーターとして関わってくださったOne day cafe.kyoto特別編〜プロアクションカフェ。
老若男女問わずみんなから慕われているそうさん。「One day cafeでファシリテーターしましょうか?」と声をかけてくださりました!
これまで試行錯誤で場づくり(運営)でいっぱいいっぱいだった凸凹フューチャーセンターのメンバーが、今後どんなことをしていきたいか、立ち止まることができた日。
私自身も参加者となってやりたいことをテーマとして出しました。ちなみに私がだしたのは「社会側にある障害をなくしたい」というなんともぼんやりした想い。
そこにいた参加者のみなさんからたくさんのアイデアをもらいました。いろんな方からアイデアや励ましの言葉をもらうと不思議とこれまで行きつかなかった考えや、新たな価値観に触れられるんですね。
最終的に次のアクション「One day cafeの対話の場を全国に!」に行きつきました。
そんな風にスタートしたOne day cafe全国への道のり。去年、メンバーや応援してくださるみなさんの力をかりて、日本発達障害学会に合わせての広島県福山市開催、ソーシャルスタンダードさんとのコラボ・東京での開催を経て、今回富山での開催に至りました!
京都を飛び出して富山県高岡市へ。そして、富山でご活躍されているPonteとやまのお二人をゲストをお招きしてコワーキングプレイスCOMSYOKUが協力する形で開催しました。
当日の様子
当日は前半にゲストトーク、後半は参加者から話したいテーマを出してグループに分かれての対話の場でした。
一般社団法人Ponteとやま代表理事の水野カオル(みずのかおる)さんと理事の加藤愛理子(かとうえりこ)さんのお話からスタート。お二人の自己紹介や、Ponteとやまの活動、富山だからこその期待や活動の展開についてお話いただきました。
ポイントとしては
●居場所とは自分以外を知るところ
●いっしょに生きよう、いっしょに悩もう
●ネットワークをつくっていくことの大切さ
●「支援している」というよりも、自分たちが好きな事をやっている延長上にみんなの役に立っている
グラフィックファシリテーション by Ponteとやま 山口翔太さん
二組目のお話は、凸凹フューチャーセンターの共同代表みーにゃん(奥野美里)とトシヤさん(宮崎稔也)のクロストーク。
昨年から発達凸凹の特性を活かして助け合う関係性でパートナーとして歩み始めた二人の話をオープンにしました。
私自身も二人のことをずっと見守らせてもらった1年だったので、グラフィックを描きつつもついついコメントさせてもらう場面も。
ポイントとしては
●特性の異なる二人が2コ1でうまくいっている。
●閉じない関係性・ひらくことが大切
●価値観の違う二人だからこその擦り合わせの大切さ
-言葉にならない気持ちも大切にして対話する事
グラフィックファシリテーション by COMSYOKU鈴木さよ
ゲストトークの後は、参加者全員でギャラリーダイアローグ。ゲストトークを模造紙にかいたグラフィックの前で話をしながら、共感したところ、もっと話したいと思ったところ、もやもやしたところに書き込みをしていきました。
後半の対話の場では、ギャラリーダイアローグで生まれて来た問いをもって、参加者のみなさんから話したいテーマを出してもらいました。
同じテーマで話したい人が対話する時間。
参加者から出たテーマは以下の通り。
●働くために10代からできること
●子どものときに大人に気づいて欲しい・配慮してほしいと思った事
●就職活動・雇用形態
●寛容さとは?
●パートナーって?
●平均化・みんな一緒って?
●差別的な発言に対してどう対応すべき?
●今の生活をどう過ごすか
Ponteとやまのお二人がとても素敵なので、参加してくださったみなさんも素敵な方ばかりでした。
不完全だから余白が生まれて、そこに繋がる可能性が生まれる場。話しても話さなくてもいい。描いても描かなくてもいい。答えのないテーマについて、そこに集まった人と対話することで生まれる気づきを大切にしてく。そんな場でした。
ゲストとしてお話しくださったPonteとやまの水野カオルさんと加藤愛理子さん、本当にありがとうございました。
また、当日の話の見える化のために、グラフィックファシリテーターとして力添えくださった岸靖久さん、山口翔太さん、古木あやこさん、そして素敵な写真を撮影くださっただーかずさんこと上田和希さん、ありがとうございました!
あなたの「ふつう」とわたしの「ふつう」は違う。そんな当たり前を わたしたちの「ふつう」にしたい。
凸凹フューチャーセンターは誰の中にもある凸凹を大切に、見えない障害、見える障害…
発達障害やLGBT、身体障害、聴覚障害など、ラベルを手放し、どうすればこの豊かな多様性を生かし、社会に取り戻しながら「一人ひとりが主役、一人ひとりが輝ける社会になるんだろう?」という問いを元に活動しています。
ゲストのお話を聴くだけでなく、参加者ひとり一人が聴いて感じた事、気づいた事、もやもやしたことを言葉にして時間を大切にしています。
年齢も職種も価値観も異なる人が、普段背負っている肩書きを手放して同じ目線に立って対話する場づくり。障害がある・ないに関係なく、こういう場って日本の中にもっと広がって良いんじゃないかなって感じてます。
One day cafe.kyotoは、京都で定期開催しつつ、対話の場を必要とする方のに届くように全国展開をしています!
8月には札幌の北星学園大学で開催される第54回日本発達障害学会のラウンドテーブルを持たせていただくことになりました。
もし、みなさんの周りに生きづらさを抱えた人や、この人の不器用さはちょっとしんどそう…という方がいたら、ぜひ、One day cafe.kyotoのこと伝えてあげてください。
必要な人に必要な情報が届きますように。
協力:Photo by だーかず(上田和希)
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グラフィックファシリテーション講座のご案内
3月30日(土)10:00-18:00@コワーキングプレイスCOMSYOKU
Visual Practice-グラフィックファシリテーション基礎編
https://www.kokuchpro.com/event/d82b912c37388814123fb83918a11c05/
3月31日(日)10:00-13:00 @コワーキングプレイスCOMSYOKU
Visual Practice-話し合いの場での実践編
https://www.kokuchpro.com/event/3fa2fdb34718beb6672b4fe9d0cc640d/
3月31日(日)14:00-17:00 @コワーキングプレイスCOMSYOKU
Visual Practice-場づくり実践としてのファシリテーショングラフィック
https://www.kokuchpro.com/event/3fa2fdb34718beb6672b4fe9d0cc640d/
4月21日(日)10:00-18:00@大阪Biz粋
Visual Practice-グラフィックファシリテーション基礎編
https://www.kokuchpro.com/event/8c05a7d24c095bcacc70c9be4e0f6ba4/
6月30日(日)10:00-18:00@北海道札幌
Visual Practice-グラフィックファシリテーション基礎編
https://www.kokuchpro.com/event/66938a4605c5f93af3da6e4097514c58/
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