大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中で、右脳を活性化させ、価値観の違いを超えて場を一体化させるグラフィックファシリテーションと出会い、その効力に魅了される。議論の可視化や、ワークショップ、講演会など、これまでに300枚近くのグラフィックを描く。現在は、発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。北海道大学大学院環境科学院 修了。

CODE for JAPANに参加 〜グラフィックが台湾へ渡る〜

出会った時からお世話になりっぱなしのナミねえさんに声をかけてもらい

CODE for JAPANのグラフィックレコーディングチームとして参加してきました。

 

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よくSNSのタイムラインで流れてくる、楽しそうな活動の様子に、どんな人たちなんだろうなぁと気になっていて。

 

ついにやってきた今回のご縁。

 

ま、まさかおそろのTシャツなんて着ちゃったりするのかな?!

とわくわくしていたら、

出た!大阪のおばちゃんもびっくりなカラフルなTシャツ。笑

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しかし、思いのほかみんなで着るこのカラフルさがしっくりきたのは歳のせい・・・?

 

 

CODE for JAPAN SUMMIT
2017年9月23日、24日
兵庫県神戸市しあわせの村
https://summit2017.code4japan.org/

テーマ    BORDERLESS

 

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なんて平和な場所なんだろう。しあわせの村

 

Code for Japan とは
市民と行政の新しい協働の形を提供する Code for America という米国組織の活動に共感を受け、日本版のプログラムを開始する為に生まれました。テクノロジーを活用し、これからの社会に必要な公共サービスを、市民と様々な業界や分野のプロフェッショナルの人たちと共に作り上げていきます。


行政と民間、エンジニアと非エンジニア、障がいの有無、都市と地方、自分と他人など、世の中には様々な境界が存在します。
一方、社会課題や組織課題は様々な要素が複雑に絡み合っており、単一の組織や考え方では解決できません。

Code for Japan Summit 2017では

『 BORDERLESS 』をテーマに

組織や既成概念を越えて様々な人や組織が協創する可能性を探ります。
webサイトより

 

ちなみに、テーマカラーはレインボー!

 

描くたびに、レインボーって何本ペン使って色塗るんだ?!と、ある意味楽しく毎回レインボーカラーで描いていました。

 

グラフィッカー泣かせのレインボー!笑

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玉さん作のステキすぎるオープニングのグラレコ!!

 

プログラム内容
のべ700名の参加者!

50ものセッションが二日間で開催されました。


海外からのゲスト講演や、ワークショップ、各地の取り組み紹介など、内容も多岐にわたりました。


でむが担当したセッション
■基調セッション
海外ゲストによる海外事例紹介
Civic Hackers Uprising - Wu, Min Hsuan (ttcat)

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名古屋さん、アオナミさん、有廣さん、でむチーム


https://hackmd.io/s/HJwGKTlob#civic-hackers-uprising-wu-min-hsuan-ttcat

 

■地域のBorderlessなコミュニティづくりから、強く楽しいまちづくりを考えよう

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玉さん、でむ、遠藤さん担当

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 参加者からのアイデアスケッチ

グラレコの影響を受けて、イラストで描く方も。

https://summit2017.code4japan.org/session/disaster-prevention/

 

■International Roundtable - How we can collaborate with other countries

海外ゲストを囲んだ英語のみのセッション

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名古屋さん、アオナミさん、有廣さん、和波さん、でむチーム
https://hackmd.io/s/B1PmHlfiZ#international-roundtable-how-we-can-collaborate-with-other-countries

 

■ブリゲードLT
全国各地の取り組みを紹介!

5分間という短い時間に込められた熱い想いをグラレコに。個人的にはこのセッション、大好きです。

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あやねちゃん、でむ担当


https://summit2017.code4japan.org/session/brigade-lt/

 

 

■地域コミュニティをITがつなぐ、まちづくり
https://summit2017.code4japan.org/session/local-community/

 

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玉さん、でむ担当

 


グラフィック、台湾へゆく
今回、チームでグラフィックレコーディングを担当する機会を2度いただきました。

 

2度とも英語のグラレコでした。

 

グラフィックは描く人の個性がでるので

チームで描くことには少し抵抗がありました。

 

チームの中で、

自分が描く担当になったとして

チームメンバーが拾いたい言葉に寄り添って残せるか。

キーワードを拾う担当になったとして

描く仲間の邪魔にならないように、また、参加者の雰囲気を壊さずに会場に寄り添えるか。

サポートに回ったとして

描く仲間の想いを大切にしながら、構造化や色つけをできるだろうか。

 

考え出したらきりがなくて。

でも、今回、不安や期待も含めて共有できる仲間が4人集まり、挑戦することができました!

 

英語の方は、なんとかなるだろうなという思いもありつつ

英語でのグラレコは、一人でノートに描くことはあっても大勢の前で模造紙に描くのは初めてで。


わくわくとドキドキが複雑に混じり合う中、当日を迎えました。

 

社会運動家で有名なTtCATさんのお話は
直前まで日本語での通訳が入るか入らないかが主催者側も明確でなく、どきどき。
なごやんが「頑張ろうね!」と声をかけてくださり、「そうだ、この場に一生懸命全力でいること。感じること。描くこと。が大切なんだ」と、大切なことを思い出しすことができて、背筋を伸ばして挑みました。

 

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グラレコは、神戸のナミさんとありちゃんとなごやんの4人のチーム体制で行いました。


最終的には、日本語の同時通訳が入りましたが
ただでさえグラフィックを描く際に緊張する中、なかなかスリルのある時間だったことは間違いないです。

 

ナミさん、なごやん、ありちゃんがスマートな頭脳をつかって素早く英語のキーワードを拾って付箋紙に書いてくださり
そのキーワードを構造化してその場でグラフィックに描いていく。

 

TtCATさんは、話の内容がとてもテンポ良くて、勢いのある人柄が特徴的で
その熱量が少しでもこめられたらと、勢いよく描くことにしました。

 

完成したグラフィックはと言うと、、

ご本人がとっても喜んでくださり、
なんと、台湾に持って帰られました!

うれしかったのは「beutiful」ではなく、「That's amazing and powerful what you have done!」と言ってもらったこと。

成果物としてではなく、その場を表現するものとして、描くことに挑む姿勢も含めて喜んで捉もらえた気がしました。

 

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台湾へ旅立ったグラフィックと

 

 

みんなで精魂込めて描いたグラフィックを大切にしてもらえるのは涙が出るくらい嬉しいことで。

チームメンバーと一緒に、今回の英語での挑戦に手応えを感じれた瞬間でした。

 

 

そして、2日目の朝に迎えた International Roundtable
海外ゲストを囲む、英語のみの通訳なしのディスカッションのセッション

 

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この日も、ナミさん、ありちゃん、そしてなごやん、和波さんとチームとしてのグラフィックレコーディングを行いました。

 

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英語での熱い対話が繰り広げられる中、ナミさん、なごやん、和波さんが総戦力でキーワードを拾ってくださり、わたしとありちゃんで、キーワードを描いた付箋紙を取捨選択して構造化して描くという流れで行いました。

 

とにかくその場に全力でいること。

一生懸命であること。

体のすべてを張りめぐらせて、場を感じて、その場を良い場にするんだという気持ちであり続けること。

でも、場の空気を大切に和やかでいること。

 

英語のみのセッションだったので、どのくらい話の流れをつかめるか不安もありましたが、

グラフィックを描く過程自体が会場のみなさんの励みになっていた感覚があり

完成したものを「きれいだね」ではなく「パワフルだね」と、見た目でなく身体で受け取ってもらえたことが一番よかった。

 

 

 

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チームで描くことの強みと、無限大の可能性を感じられた時間。

 

来年の世界大会に向けて、英語もしっかり鍛えていきたいと、フツフツ気持ちが沸き立ってきました。

 


二日間を通じて再確認したこ

グラフィックを通じて、講演者の方に寄り添えたり、主催者の方とともに場をつくれるこの瞬間がわたしは好きです。

 

自分自身がワークショップや場づくりのファシリテーションをしているからこそ、場の雰囲気が動くこの場に、グラフィッカーとして特等席で関われることの喜びは人一倍で。

 

そして、今回は、チームで挑むということに初めて挑戦しました。

 

しかも、日本人が壁に感じることの多い言語を越えたグラフィック。

 

グラフィックの可能性が広がりました。

 

わたしにとってグラフィックは、

人を大切にするために、

本音を引き出すために

その場にいる方が次の一歩を踏み出すきっかけを手にするために

そして、その瞬間瞬間に、心から関わるための大切なツールなんだなぁと改めて思いました。

 

どんな場にしたいか。
参加者にどのようになって帰ってほしいか。

相互的なコミュニケーションを生みだすために、どのようなプログラムにするか。

こんなことを考えるのが楽しい。

 

そしてもう一つ。

チームを信頼することで可能性が無限大だということも知ることができました。

 

まだまだ、場づくりについても学ぶことも考えていくこともたくさんあって、やりたいのはグラフィックな訳ではなく、その先の活用だな。と改めて感じました。

 

発達障害の子どもも大人も、対話を可視化することで、理解やコミュニケーションが格段に変わります。

 

でも、そのことはまだ社会にあまり知られていない。

 

わたしにできることは少ないけれど

この二日間の想いを大切にして、仲間を募りながらこれからの長い道のりに挑んでいく勇気をもらった時間でした。

 


最後に
700名もの方が参加したCODE for JAPANで、19名のグラレコチームをまとめるのは本当に大変なことだと思います。

 

グラフィッカーがのびのびと描けるように。

そして、一人ひとりが自分で考えて行動したり、挑戦したりできるのりしろのある環境をつくってくださった小野さん、なごやん、そして、三澤さんに感謝です。

 

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学びでいっぱいの2日間、偶然集まったこのメンバーには、ここで出会った意味があると感じています。

 

一緒にこの空間を過ごせたことに感謝して。

ここで出会った方々にも、いつもグラフィックを応援してくださっているみなさんにも感謝しています。

ありがとうございました!

 

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