大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

教育関係者が集う!それぞれの枠を越えた対話の場。関西大学@梅田キャンパス Edcamp AZ in Osaka

教育関係者、約100人が関西大学@梅田キャンパスに。

 

Edcamp AZ in Osaka

関西のグラフィックチームとして参加してきました。

 

とても熱量の高い、深い対話の場でした!

 

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グラフィックによる対話の可視化。

美しく描くのではなく、いかに対話が深まるかへの挑戦

と書くとかっこいいですが、実際は濃い対話の場を一日描き続けた後はがくがひざひざ体はヘロヘロ。笑

 

教育に対する熱い想いを持った方が集まるから熱量も高くて

その場にいるだけで体力が消耗していきそうなほど。

 

 朝10:00〜18:00頃まで

1時間のセッションが3回。

午前中に1セッション。午後から2セッションの長丁場でした。

 

毎セッション8テーマを参加者から募り、それぞれが関心のあるテーマに分かれて対話をしたのですが

最後のセッションでは「プロジェクトを立ち上げよう!」と

セッションが追加で3つ立ち上がりました。

 

教員の方やフリースクールの方

教育に携わる人いろんな方が参加されていました。

 

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グラフィッカーは参加者の顔が見える特等席でペンをもち、

「この言葉を拾ったらグッと対話が深まるんじゃないか」

「この質問をなげかけるタイミングは今じゃないか」とあれこれ考えながら、

一緒に場をつくっていく。

 

”対話を深めるためのファシリテーショングラフィック”

 

あーーー楽しかった!

で、終わらせない、次のアクションに繋げるための軌跡となる未来の地図・模造紙。

 

ファシリテーショングラフィックがすごいなぁと思うのは

声に出しては消えていく「言葉」や

その人から発せられるその瞬間の「想い」を、紙の上に留まらせることができること。

 

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言葉がイラストと一緒に紙の上に残っていくことで、

その場の楽しい時間(もしくはつらい会議。笑)が終わっても

記憶に残りやすく

さらに紙に残って可視化されているから、自然と次のアクションに繋がっていく!

 

この「自然と」っていう部分がポイントだと感じていたりします。

 

むりにアクションをしても続かないし、

上に言われてトップダウンでしても自分事にならない。

 

でも、自分が話した言葉が紙の上に残ると、

自然と自分事になって、なんだか行動したくなるんです。

 

あー、これは、経験した方にしかわからない威力な気がします。

 

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今回、しげっちさんに「でむ、625日グラフィックに空けておいて。」と言われて

何があるのかわからず予定を空けていて。笑

 

しげっちさんが企画されるなら面白いに違いない!と予定を空けておいてよかったです。

参加者にはしげっちさんに巻き込んでもらった私みたいな人がたくさんいました。

 

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グラフィックは、見た目華やかに見えるけど、ほんとはすごく体力を使います。

1時間の対話×3本は、それはもうフルマラソンの後くらい疲れます。

足も引き締まります。笑

 

主催者のみなさんは、それも理解してくださっていて、

模造紙を貼ったり、声をかけてくださったりと

グラフィッカ―任せではなく必要なときに手を貸してくださる!

 

グラフィッカーがのびのびを自由に動けて

さらに一人一人が自分にできることを自分で考えて動いていく空間。

 

描くだけのパフォーマーのように勘違いする人もいる中で

役割と考える余白をきちんとくださり

主催者の方と一緒に考え、場をつくる仲間として扱ってくださりました。

 

そして、今回たくさんの方が気軽に集まれたのは

関西大学の梅田キャンパスという魅力的な会場があったから。

大学の施設を外部に提供するのはほんとうに大変で

学内のあれやこれやの大変な関門をクリアしないと実現しないこと。

Ed campが必要だと感じて、行動してくださった財前さんに心から感謝です。

  

参加者やグラフィッカ―、そこにいる人たちを大切にしてくださるみなさんと一緒に場をつくらせていただけて感謝です!

 

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主催者のみなさま

 

そして、今回の(個人的な)ハイライトは

なんといっても、関西中で活躍しているグラフィッカ―と描くことができたこと!

独学で漂うがままにひとり描いてきたわたしにとって、初挑戦でした!!

 

すでに全国で活躍しているナミさんやみーにゃん、タオルマン、さよぽん、

若いエネルギーあふれるグラフィックを描くアルちゃんにトニーちゃん

そして、今回社会人と一緒にグラフィックに初チャレンジしてくれた未来ある学生の多田くん、うっちー。

 

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特にナミさんやタオルマンは

出会う前からSNSでいろんな方が投稿するグラフィックを見て

あーーーこんな素敵なグラフィックを描く人はどんな人なんだーと

憧れていたので、まさか一緒に場をつくらせていただける日がくるなんて!

間近でグラフィックをみてほんとに鼻血がでそうでした。笑

 

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今回、グラフィッカーとしての経験は少ない学生さんにも

チームに入ってほしくて声をかけました。

それは、社会人の生々しい声が聴ける場で活動できる貴重な体験ということもあるけれど

失敗を無意識に避けるようになってくる社会人にとって

学生さんの眩しいまでのまっすぐさは

失敗してもいいやん・熱くなろうよって気持ちを思い出させてくれるから。

そして、大人たちが彼らを気遣うなかで自然と一体感を増していくと思ったから。

 

 

誰でも良いのではなくて、

このメンバーだったから一度しかないひとつの空間を一緒につくれたと感じます。

 

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そして、こんな風に場のエネルギーを高める力のある

グラフィックファシリテーションの威力にさらに魅了される・・・!!

 

 

 

個人的にはグラフィッカ―チームのお世話役として準備不足も甚だしく、反省点はいっぱい。

でも、反省している時間があったら次にもっとチームがのびのびできるようなサポートができるように準備します!

 

関西でも、シンポジウムやフォーラム、学会等受け身が当たり前になっている場で

もっとグラフィックが活用されるようになればよいなぁ。

私自身、学生の頃からたくさんの場づくりに携わらせてもらいながら

人の集まらない怖さや

こころに届かない悔しさ

次に繋がらない虚しさを経験してきたけれど

グラフィックと出会って、これまで以上に

自分でもっと必要な場をつくっていこう!というモチベーションがあがりました。

 

声にすると儚く消えていく言葉を、「紙の上に残す」。

それだけで小さな変化や大きなアクションが生まれ始める。

もちろん全員に役立つ手法なわけではないけれど、とても役立つ人もたくさんいる。

知ってる人はすでに活用しているけれど

その奇跡を知らない人に感じてもらえたらいいな。

 

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またまた大げさな文章で長くなってる感が否めません。。

どんな対話が繰り広げられたかは改めてご紹介するようにします。

ひとまずグラフィック は下記にて公開中です!

*主催者のみなさんのHPあすいろさんのHPにリンクしています。

 http://asuiro.or.jp/gallery/20170625-1/

 

 Ed camp AZ in Osaka

ホームページfacebookページ

 

 

☆Special thanks

いつもグラフィッカ―を応援してくださる村井さん。

今回も明石から駆けつけてグラフィッカ―達に愛ある声かけありがとうございます笑

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