幸せの自給率。ブータンのお話聞いてきました。
綾部で高野翔さんのお話を聞いてきました!
世界一幸せの国と言われているブータンでは、国がお金をかけて「幸せの指標」の調査しているそうです。
「本当に困った時、助けてくれる人は何人いますか?」という問いに、「50人」と答えるブータンの若者。
「本当に困った時、助けてくれる人は何人いますか?」
あなたはなんて答えるんだろう。
JICAの仕事で約4年間ブータンで過ごされた翔さんの原体験のお話は、メディアを通してみるものや、本で読むものと全然違い、すっと心に入って響いてきました。もっと聞きたかった!
ブータンにはGNHという9つの幸せの指標があります。幸せを測ることが目的ではなくて、カルテのようなイメージ。悪くなっていたら、そこに対処する方法を考えてよりよくするために使います。
人口約1割にあたる8000人を対象に、20人くらいの若者が一緒にワイワイ言いながら調査に行き、国民1人あたり2時間もヒアリングする。翔さんは、ブーダン滞在中に、このGNHの調査にも同行されました。
「幸せを外に求めがちだった自分に気づいた。幸せは自分の内側で感じる。ただ、生じるのは人との関係性の中でだ。」
という言葉を聞いて、私自身、自分のやりたいことも分からず、ただただ毎日イライラしていた新入社員時代を思い出しました。
「幸せ」という言葉が苦手です。
苦手だけど、向き合いたいこと。
自分が幸せって実感してないと、誰かが「あー幸せ」って言った時に「いいねぇ」と共感できない。
自分の幸せが何かわかっていないと、際限なく求めてしまう。
大切な人の幸せが何なのかわからないと、すれ違ってしまう。
そんな風に感じてきました。
苦手な理由ははっきりしないけれど、なんとなく、私たちの周りには思い込みの「幸せ」の形がたくさんある気がして。
幸せって、一人ひとり違うし測るのが難しいイメージ。
日本でも幸せランキングがあるらしくて、一位は福井だそうです。何を測定しているかというと、「病気になったときにかかれる医者の人数」「娯楽施設の数」などの物質的な数。
一方でブータンで測られるのは、感情や気持ちも含まれています。
翔さんのお話を聞いた後、みんなで自分が幸せを感じるのってどんな時?と考えました。
「BBQしている時」「おいしいごはんを食べている時」「お花見をしているとき」「大切な人と過ごす時間」「やりたいことを語る時間」…
考えていくと、自分の幸せは自給できるんじゃない?日本人って、自分より集団の幸せから考えがちだけど、自分の幸せから考えてみてもいいよね。
自分の幸せがはみ出していって、まちづくりになる。そんなお話をしました。
ブータンでは、指標がある事で、どんなことをしたらいいか対策がとれる。それを国レベルでしている。ってすごいなぁ。
参加されたみなさんの雰囲気もすごく良くて、綾部にまた行きたくなりました。翔さん、企画者の草刈さん、みなさん、ありがとうございました!
photo by 草刈さん
最後に。綾部駅前にあるNORI CAFEさんで道を聞いたら、会場まで車で送ってくださりました…!温かい…。クッキーもカレーもおいしいcafeでした♪
ますます綾部に行かないとー!