大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

研究発表【発達障害者を含む対話の場におけるグラフィックファシリテーションの活用事例】

研究発表

発達障害者を含む対話の場におけるグラフィックファシリテーションの活用事例】

 

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発表スライドはこちら
https://www.slideshare.net/mobile/decobocofuturecenter/ss-90684886

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第15回情報コミュニケーション学会で奨励賞をいただきました!

 

どうせやるならとことんしたい!
と、大学の仕事を辞めたのが去年。

 

きっかけは、16歳の学生に、「ぼくは発達障がいなんです。何か支援してくれるんですか?」と聞かれたとき、大学側には何も支援の仕組みがなかった。

 

でも、自分自身凸凹で生きづらさを抱えてきたから、何かしたくて、何か私にできることはないかと必死で探して見つけて来たうちの一つがグラフィックファシリテーションでした。

 

話すのが得意な子だけが活躍できる授業ではなくて、話すのが苦手な子、対話についていけない子も参加できる場をつくれないのかな。

 

そんな風にもやもやしている中で、グラファシを取り入れてみると、発達凸凹(発達障害)の学生を含むアクティブラーニングにおいて、場面寡黙になったり、板書ができなかったりする子供たちの対話の場に役立つことに確信を得ました。それは、話しても話さなくてもいい。ペンを持ってリーダーシップを発揮してもいいし、しなくてもいい。自分自身で選べる選択肢を用意しておけるということが、大切なことの一つに感じて、まずは私自身も描いてみると何が起きるのか実験を始めました。

 

一方で、しばらく経って感じたのは、大学の中でそれを証明しながら、正式に教育現場に持ち込むには、実証する時間もかかりすぎるし、スピード感もなさすぎる。。ということ。

 

悩んだ結果、一度学校の外から社会を変えていく道を選びました。


と書くと大層に聞こえますが、そんなやり方しかできない不器用な人間です。

 

 

 

発達凸凹だけでなく、いろんな会議や対話、まちづくり、役員会議、少人数から800人くらい集まるシンポジウムまで、300を越えるいろんな現場の中でグラフィックファシリテーションを描いてきました。自分で経験して、感じて、難しさも感じながらグラフィックファシリテーションのプロフェッショナルまで極めて、ようやく見えてきたこと。感じてきたこと。

 

凸凹フューチャーセンター(旧One day cafe.kyoto)のメンバーと力を合わせて研究発表としてまとめました。

 

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学会発表の内容は、グラフィックファシリテーションにも描いてもらいました!自分たちの研究をこんな風に大切に描いてもらえてうれしいです。

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by 肥後祐亮 (タオルマン)


当日の研究発表のスライドを公開しています。

↓↓
発達障害者を含む対話の場におけるグラフィックファシリテーションの活用事例」
https://www.slideshare.net/mobile/decobocofuturecenter/ss-90684886

 

愛のこもったスライドはみーにゃんこと奥野さん。当日の想いのこもった発表はやまえもんこと細田さん。そして、丁寧な添削と全てのマネージメントはトシヤさんこと宮崎先輩、そして、ドラえもんさん&すずさん、応援してくださるみなさんのサポートがあって、一つの研究発表にたどりつきました(*ˊᵕˋ*)

 

継続の苦手な凸凹人間が、地味に地道に継続してきました。このように光を当てていただけて本当に本当にありがたいです。

 

第15回情報コミュニケーション学会についてまとめたものはこちら

http://sayo-dem.hatenablog.com/entry/2018/04/07/211417

 

 

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凸凹フューチャーセンター
(旧One day cafe.kyoto)は、凸凹を生かしあえる社会にしたくて地道に続けています。

 

生きづらさの原因がわからずに悩んでいる人、発達凸凹の本人だけでなく、周りも悩んでいます。だから、当事者だけでなく、保護者や家族、研究者、支援者、先生、心理士…いろんな人が立場を越えて一緒に対話することで気づけることが本当にたくさんあると感じていて。

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立場を越えて話すとき、大切な価値観や言葉だけだとすれ違いが生まれたり、誤解が生まれたりするので、そこにグラフィックファシリテーションを活用してきました。話したければはなせばいいし、話したくなれば、それでもいい。ただただそこにいるだけでいいんだよ。という場をホールドしたい。

 

もし、ご興味を持たれた方は、気軽にご参加ください!発達凸凹について何も知らなくても大丈夫です♪


*対話の場でグラフィックを描いてくださる方、募集しています!*

 

 


必要な人に届きますように。
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◆発達凸凹の?について語るcafe
【3/31 満席御礼】
https://www.facebook.com/events/1526403004145457/

【4/15】
https://www.facebook.com/events/1737785116288536/

5月は26日を予定。

 

◆勉強会
【4/14】話の見える化を活用した場づくり実践 -キャンセル待ち
https://www.facebook.com/events/1974838802778318/

【4/15】視点が変われば言葉がかわる〜目標を達成するコミュニケーション〜
https://www.facebook.com/events/428060074296192/

【5/27】発達障がい/支援者向け
話の見える化を活用したサポート
近日公開予定