大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

京都精華大学の授業がはじまりました。

昨年度、グラフィックファシリテーション講座にうかがった「ことば演習」

 

sayo-dem.hatenablog.com

 

 

今年度は、講師側で半年間2クラスを担当させていただく事になりました。

 

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教科書はこの授業のそうまとめをしている西本先生の執筆で、その中で、昨年の様子やグラフィックファシリテーションについても記載してくださっています。

 

国語ではなく、自分の作品を世の中に生み出していくときに、まだ世の中にない価値をどのように伝えていくのか。どのようにメッセージを伝えればよいのか。そんなことを学んでいく授業です。(すごい大事な授業)

 

コミュニケーションに苦手意識をもつ学生さんが絵を描く事もコミュニケーションになるんだ!と、少しでも自己肯定感を少しでもあげることができるのであれば、と嬉しい気持ちです。

 

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入学してまだ間もないので、授業の初回は対話を多めに。

 

3人一組のストーリーテリングトリオやワールドカフェ形式でコミュニケーションって何だろう。あとは、何のために自分は表現したいのか。

について考えました。


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体験から学ぶ。

実践から振り返って学びを収穫していく形式でいこうと思います。


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余談ですが、「コミュニケーション」って言葉、実はくせ者だと思っていて。

企業の会議でファシリテーションする際に、「コミュニケーション大事だよね」って言いながら、みんな頭の中で違う絵をイメージして描いていることが多い。

 

お互い「コミュニケーションとっているのに!なんでわかってくれないんだ!」

と思っているときは要注意。

 

相手のイメージしているコミュニケーションで寄り添えているか。

相手が受け取れる形でコミュニケーションがとれているか。


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今回も、クラスみんなでコミュニケーションについて考えると全然違うイメージがたくさん出てきました。

 

これから世の中にない作品や漫画、音楽、イラスト、芸術を生み出していくみんなが、自分の表現したものを世の中に伝えていけるように。

 

6人に一人発達障害の特性をもっている人がいると言われています。芸術の世界には特に多いと感じています。突き抜けたらそれは才能になるけれど、コミュニケーションの苦手さや細かいことができないことへの自己肯定感の下げ方は、生きづらさに拍車をかけるし、才能の開花を妨げる事もある。

 

生きづらさを抱えた学生が「ここに居ていいんだ」と思える授業にできたらいいなぁ。

自信はないけれど・・・^^;

 

考えながら、実践しながら生きていくための、伝えるための武器を色々な角度から共有できたらいいなと思います^^