大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

オフィス家具の新たな意味を発明するワークショップ@東京大学

東京大学/ミミクリデザイン代表取締役の安斎さんに声をかけていただき、「オフィス家具の新たな意味を発明するワークショップ」で、グラフィックファシリテーションの伴走をさせていただきました💡

 

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(ごめんなさい。相変わらず似顔絵は下手…涙)


安斎さんが手がけられるワークショップは毎回わくわくする場ですが、今回は特に、ジェットコースターみたいにわくわくと緊張が自分の中に混在する時間でした。安斎さんの問いの投げかけと、ミミクリデザインのみなさんがファシリテーターとして場をホールドしていて、数時間の中の出来事と思えない豊かなアイデアを浴びた時間でした。

 


さらにそこに外部コーディネーターとして、ツクルバの代表の中村さんとデザインディレクターの立岩さん、webデザインで有名な田中さん、そして、イノベーションが生まれる瞬間を取材し続けておられるモリジュンヤさんとが加わるという豪華さ。

 

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製品開発の依頼側からも、工場長、営業、技術者、事務といった多様な知識を持った方々が参加されているだけでなく、デザインのプロ、研究者も加わりました。

 

集まった人の間にどれくらい共通言語が存在しているのか、存在していないのか。言葉にはどのくらいの共通点と相違点があるのか。


出てきた言葉は出来るだけ絵でイメージ出来るようにしつつ、「〇〇なんだよね」→で、それが?!   の話し手の表情をできるだけ多く書き、同じ言葉を聞いても、人によってポジティブに捉えたりネガティブに捉えたりする文脈や行間のずれを意識できるよう心がけました。


あとは、専門性が多様な方々が集まっていたので、知らない言葉が出てきた時、人って耳に蓋を閉めてしまうところを、対話の中で耳に蓋を閉めてしまったとしても、グラフィックにその単語が残ることで後から見返して、この文脈ならこう意味だったかな?と振り返れるようにしたい。と、リアルタイムに場のイメージや認識を見える化していくことで安心感に繋げられるようにしたい。の、2つを軸に、出来るだけ話す言葉と同じ速さで多くの言葉をイメージを描き残すことに挑戦してみました。結果、あまり美しいとは思えない絵が合計14枚になりました。14枚の模造紙を一度に貼れる壁にハグ。


どれだけそれが機能したかわかりませんが、具体的なアイデアが出つつ、2つの問いを行ったりきたりしながら、大切な軸になる価値観みたいなものがこの場にいる人たちの共通認識として重なってきたように感じたので、場をホールドして生まれるべき化学変化が起きることに貢献できていたらいいな…と願います🙏🏻


ここから、新たな意味を吹き込まれたオフィス家具が生まれてくるのが楽しみです。

この場にいれたことに感謝…🙏🏻✨