大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。ワークショップ、講演会など、これまでに300近くの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

OST実践ガイドの出版記念講演会におじゃましてきました^ ^

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大川さんにお声かけいただいて「OST実践ガイド」の出版記念講演会におじゃましてきました^ ^

 

大川さんは、去年、著書の表紙を描かせていただいてから時々このようなイベントでお会いしていろんなお話を聞いています。

 

ワールド・カフェから始める地域コミュニティづくり: 実践ガイド https://www.amazon.co.jp/dp/4761526610/ref=cm_sw_r_cp_api_nxlrBbHNXZEW0  


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今回、OST(オープンスペーステクノロジー)の実践ガイドブックのお話ということで、楽しみにしておじゃましてきました。

 

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OST (オープンスペーステクノロジー) とは?>

4つの原則のに則り、そこに集まった参加者で一人ひとりが関心を持つすべての課題が取り上げられます。テーマはその場で参加者が出します。そして、テーマを出す出さないは自由で、テーマを出さなかった参加者は関心のあるテーマに集まり、対話をします。


4つの原則

1)ここにやってきた人は誰でも適任者である

2)何が起ころうと起こるべきことが起きる

3)それが始まるときが適切なときである

4)それが終わったときは、本当に終わるとき

 

詳しくは↓↓↓

人と組織の「アイデア実行力」を高める――OST(オープン・スペース・テクノロジー)実践ガイド https://www.amazon.co.jp/dp/4862762522/ref=cm_sw_r_cp_api_xJjsBb1FGZZPG

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わたし自身も、凸凹フューチャーセンターで2年前からOSTの手法で対話の場を運営していたり、今年3月の第15回情報コミュニケーション学会の中でも、双方向のコミュニケーションを生み出す仕掛けの一つとして、グラフィックファシリテーションを取り入れたOSTを阪井先生や畑先生と開催企画をして実現したり。興味津々で今回のお話しもお聞きしてきました^ ^

 

 

講演会でお話しされたみなさんの落書きメモはこちら。

 

大川さん  出版に至るまでのストーリー

オープンスペーステクノロジーという名前が伝わりにくいなぁと、出版社の方から言われたストーリーや、TEALや対話型組織開発の本が出版さられて、その中でOSTについてのお話があることで、OST実践ガイドブックを手に取る方が増えてるのかもしれないなぁというお話もありました。
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香取さん リーダーシップを生み出すOST ファシリテーターの役割
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小野さん ビジネスの現場でのOST 問いかけこそ全て
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野中さん 教育×OST = ed camp ムーブメント

参加者を元気に/情熱が交錯/場と繋がりの運動体

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パネルディスカッション
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印象的だった話

 

野中さんの Edcampのお話がじわじわきました。  

 

教育関係者が対話をするedcampが日本で初めて開催されたときから誰よりも企画したり参加されているのが野中先生です。

 

私自身も、去年、大阪で第一回が開催されたed camp AZ in Osakaでは、グラフィックファシリテーションをチームとして取り入れて、対話の活性化につとめました。そのお話も今回してくださっていたのがうれしかったし、今年は、野中さんと同じセッションで対話をさせてもらったのですが、話しすぎてしまう人も包み込むファシリテーション力が優しくて、野中さんがどんなことを考えてこの場におられるのか興味津々でした。

 

教員をはじめとする教育関係者の集まりなので、コントロールになりがちだけれど、そこをいかに手放していくかがポイント。「新しい教育実践についてのアイデアや知恵を共有して議論する学びの場」という言葉は未来の見えない私たちにとって大切な場だな、と感じました。

 

 

小野さんの、企業の中にOSTを取り入れたお話がすごく興味深かったです!

 

これまで学術の世界や教育の現場、未来を考えるワークショップや他業種の方々が対話するOSTは企画したり参加したことがありますが、企業の中でこの手法がどのように受け入れられるのか…

 

小野さんのお話によると、会社では、OSTという言葉を使うと受け入れてもらえないことが多いので、この言葉は使わない。

また、深まってくると、OSTだけでは前に進めなくなることもあるこで、その他の手法と組み合わせることが必要になってくる、というお話が、とても納得がいきました。

 

なぜOSTみたいな場が求められているのか?という会場からの質問に、

「正解がない世の中だから、やってみたいとわからないことだらけ。一方で出る杭は打たれる現実もあるけれど、私たちは、半歩踏み出す勇気が必要だ。」と答えておられました。

 

半歩踏み出した時に、現状や自分を守りたいと無意識に思う上の世代の方々に叩きのめされるような社会じゃなければいいな、と感じました。

 

 

最後に。

大川さんのおかげで、就職して東京に行ってしまった、関西のアイドルあるちゃんに会えました!社会人になってビジネスの視点も身につけたグラフィッカーあるちゃんはますます輝いていました♪

 

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OSTを使った対話の場について。

凸凹フューチャーセンターでは、発達凸凹を含む、マイノリティについての当事者も支援者も共に対話する場を毎月開催してきます。

 

8月25日(土)

多様性が拓くみらいを考えよう!

〜オープンスペーステクノロジーとグラフィックファシリテーションで考える自分たちの未来

https://www.facebook.com/events/499257550544296/

 

同志社大学でフォーラムを企画しているので、関心のある方は、ぜひご参加ください!必要な方に届きますように。

 

西日本豪雨の支援について 2018.7.9時点

豪雨で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

行方不明の方が早く家族の元に帰れますように。

 

土日は自分自身の主催企画が続きました。開催の中止・延期を悩みながらも、ゲストの方の貴重な時間を何ヶ月も前から確保させてもらい、また開催を楽しみにしてくださっている方もいる中で、運営メンバー、講師の方と相談しながら講座についてはキャンセルできるようにリマインドメールを送った上で、今回は開催することにしました。

 

一人家で不安にならずに済んだという言葉をいただく場面にほっとしながらも気になっていた西日本豪雨。目の前のニュースに反応するのではなく、自分にできる範囲でできることをできればと感じています。詳細は未定ですが、京都駅から運行バスが日帰りででるようです。

 

支援金の寄付という形でも応援することができるので、もし、被害に遭われた地域に何かしたいな、という方がおられたら無理のない範囲で以下のリンクをご活用ください。最近はポイントをつかったりクレジットカードでも支援できるようです。(私も義援金についてとても詳しいわけではないので、分かる範囲でリンクを一覧にしています)

 

<支援募金>

www.furusato-tax.jp

www.jrc.or.jp

donation.yahoo.co.jp

corp.rakuten.co.jp

official-blog.line.me

www.satofull.jp

 

最新情報-災害対応|全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)

 

 

<ボランティアに行かれる方へ>

京都府の情報

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京都府災害ボランティアセンターでは、平成30年7月5日(木)からの京都府北部地域を中心とする大雨災害において、被害を受けた地域へボランティアバスを運行することに決定しました。

 運行日程は下記を予定しておりますので、詳細が決まり次第ホームページ、facebookでお知らせいたします。

 

運行日程(予定):7月14日(土)、15日(日)、16日(月・祝)、21日(土)、22日(日)

活 動 先 : 京都府内の被災地

行   程 : 各日とも京都駅発着(日帰り)

 

参考:京都府災害ボランティアセンター

 

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参考:社会福祉法人 全国社会福祉協議会

webページだけで、和室リフォームの妄想がとまらない

【和】好きな方へ
豪雨で家を出れない日はネットサーフィン

 

webページだけで、和室リフォームの妄想がとまらない。ネットで障子や襖(ふすま)が買えてしまう!

 

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新しい商品や提案がうまれるプロセスに伴走させていただいています^ ^

 

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和室から日本を幸せにする
谷元フスマ工飾株式会社
http://t-f-kosyoku.com/

 

安富教授の災害情報論Ⅱに再びおじゃましてきました。

今朝は朝から緊急速報が鳴りっぱなしですね。7日(土)から8日(日)にかけても本州付近に前線が停滞する見込みのようなので、みなさんお気をつけて。

 

ちょうど、神戸学院大学の安富先生の授業「災害情報論Ⅱ」で豪雨災害についての報道の話しをグラフィックで描かせていただいたところ。

 

安富先生の話された「減災の正四面体」によると、住民の安全、研究者、行政、報道機関は密接に関わりあっていて、今回の緊急速報も私たちの命を守るためのお知らせだと思うとありがたい。でも、通勤中に電車の中で何度も何度も鳴り続けるとみんな見なくなっていく…

 

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今回の講義は、元々報道機関にいた先生だからこその厳しい視点も盛り込まれた大切なお話でした。

 

災害の規模が同じでも、報道の偏りにより日本全国への伝わり方がかわるので、義援金やボランティアに差が出てきた過去の事例のお話。

 

支援が必要な場に支援が足りないことを室崎先生がSNSを利用して発信し続けたというお話もありました。


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今回は、40名近くの学生に、授業の内容を振り返りながら色ぬりをしてもらいました。グラフィックに慣れてきたからか、手を動かすことで話しやすくなったようで、前回よりもはるかに対話が活発になったように感じました!


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今後、防災士や防災関係に進む学生は、いずれ本人の意思とは別にリーダーシップを発揮する必要が出てくるかもしれないので、そんな時に話すのが苦手な人、リーダーシップと無縁だった学生がその場にいる人を導くための情報整理や人の気持ちを受け取るのに「なんかあの描くやつ役立たたんちゃうかな?!」と思い出して活用してくれたらうれしいな!

 

安富先生、今回もあっという間の2時間、ありがとうございました!

 

前回、安富先生の授業におじゃました際の内容についてはこちら

http://sayo-dem.hatenablog.com/entry/2018/05/23/192430

 

 

Visual thinking Book #02

教師が変わる!授業が変わる!「ファシリテーション・グラフィック」入門

https://www.amazon.co.jp/dp/4180199254/ref=cm_sw_r_cp_api_HrWnBbBXPYQ1K

 

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藤原友和先生著者の本です。

 

読みやすい厚さで、ご本人が教育現場で実践されたことをベースに書かれているので、教育現場の方にはとてもわかりやすい内容だと感じました。

 

本の中で紹介されているグラフィックは絵をあまり使われないスタイルです。すごくいいなと思って読んでいたのが、毎回「何のために描くのか」を明確にしながら、事例を挙げてくださっていること。また、ファシリテーショングラフィックにおいての効果や事例を丁寧に言語化してくださっています。

 

ファシリテーショングラフィックの効果としては3つを取り上げておられます。

 

⑴議論の活性化

思考促進・分類整理・構造把握

⑵議論への参画を促す

対立緩衝・論点明示・視点転換・比較検討

⑶議論を残して活用する

保持記録・再現分析・系時俯瞰

 

個人的には、発達凸凹の?について語る対話の場を続けていて感じている効果として「安心安全の場の確保」「人間な関係性の質の向上」「自己肯定感向上」などもここに入ってくるんじゃないかな、などと考えています。

 

また、実践ベースに基づいて本を描かれているので、読ませていただきながら、良いとこばかりでなく「いいところもあれば、副作用もあるよなぁ」と読み手にも気づきを与えてくださる一冊なのかな、と思いました^ ^

 

 

 

 

 

 

 

Edcamp AZ in OsakaでOST(オープンスペーステクノロジー)〜どんな未来の学校がほしい?

Edcamp AZ in Osakaに参加してきました!

 

去年、グラフィックファシリテーションチームの世話役をさせてもらい、職業も年齢もさまざまな方と出会ったイベント。今年は、私自身がテーマとなる「問い」を持ち、その場に集まってくださった参加者と答えのない「問い」に対して対話しました。

 

今回、みーにゃんこと奥野美里さんと一緒にテーマを出し&グラフィックのバディを組めたことがすごく安心感をもって居られて、さらに昨年に引き続き、しげっち、玲さん、運営委員のみなさん、22名もの場をよりよくしたいと願うグラフィッカーのみなさんと場をつくることができて、一人ではできないことに一歩踏み出す力をもらいました^^

 

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Edcampって?

 

Edcamp AZの元となるEdcampは、2010年にフィラデルフィアで第1回が開催されて以来、80以上の国と地域で、1000回以上開催されてきた、教育関係者のためのカンファレンス。教育現場の課題を公立・私立学校の教師をはじめ、教育に関心のある多業種・多業界の参加者で議論し、アイデアや知識を共有し、「明日からの学校・学びをもっとワクワクさせる」イベントです。今週末も、来週末も、世界中のどこかでいくつものedcampが行われています。

(WebページよりEdcamp AZ in Osaka 2018

 

EdcampはOST形式で進められます。OST(オープンスペーステクノロジー)は、わたし自身も2年前から毎月開催しているOne day cafe.kyotoでも使っている対話の手法を使った対話型の場づくりの方法で、話したいテーマを参加者から募ります。

 

 

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One day cafe.kyotoでは発達凸凹について当事者や家族、研究者や教育関係者等、色んなバックグラウンドの方が普段の肩書きを外して対話する場です。

 ※OSTについて詳しく知りたい方は大川さんの著書OSTがわかりやすくておすすめです

OST(オープン・スペース・テクノロジー)実践ガイド|書籍|英治出版

大川さんとは去年このedcampでご縁をいただき、ワールド・カフェから始める地域コミュニティづくり: 実践ガイドの表紙を描かせていただきました。

 

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Ed camp in AZの表紙を描くYASUさん。

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グラフィックログインも作成してくださりました!
3月の情報コミュニケーション学会で一緒にチームを組んでグラフィックデビューされてから、いつもグラフィッカーの関係性をホールドしてくださったり、年齢問わず挑戦したり率先して行動してくださる姿が本当に励みになる^^

 

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参加者&グラフィッカーとして参加した1日

 

私自身、グラフィックファシリテーションチームとして60分×2 描きながら、2回、自分自身の課題と感じているテーマに参加して、そこに集まってくださったみなさんと対話しました。

 

私はOST(オープンスペーステクノロジー)の原則がすきです。

 

ここにやってきた人は誰でも適任者
ここで起きることは全て起こるべきして起こること
いつ始まろうと、始まったときが適切なとき
いつ終わろうと、終わったときが終わりのとき

 

だから、答えのない問いも思い切って出せる。

そして、こんな話になると思っていなかった展開になりました!

 

 

 一つ目のテーマ

「障害児を守る・助ける・わけるだけでなく『自分に必要な配慮を求めていけるスキル』考えて行かないとあかんのちゃうの?」

 

2年前から凸凹フューチャーセンターでは、月1の対話の場(OST形式)や勉強会を通じて、発達凸凹を含む生きづらさを抱えた人が心地よく過ごせる社会にしていくために、じわじわと活動を続けてきました。それは、大学や教育機関におけるアドボカシー教育 (自分に必要な支援を自分から伝えて助けを求めていくスキルを子ども自身に身につけられるようにする) とも繋がっていて、そのことに関連したテーマ。

 

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ファシリテーターはみーにゃん。まず何のために対話を可視化してこの場でグラフィックを描くかを鈴木から参加者に説明した後、その場に来てくださったみなさんに自己紹介と共に、このテーマに何を期待してきたか話してもらいました。

 

そして、一通りみなさんが話して模造紙が5枚目にさしかかるくらいで、だんだんと話が同じ話題で行ったり来たりし始めたので、一度椅子から立ち上がってもらい、模造紙の前で立ち話&さらに意見を書き込んでもらう時間をとりました。

 

話したことを全体的に眺めながら、「ここは繋がっているね」「この話ってここと繋がるんじゃない?」「もしかしてフィジーの幸せの話や、不等価の話は、いつも助けてもらっていることで肯定感を下げているこどもの話と繋がるんじゃない?」と話が盛り上がったり新しい話題が出るたびに書き加えたり描き足して、どんどん色を重ねていきました。

 

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普通ってなんなんだろう

 
当たり前って何?

 

とんがった才能を大切にする教育が必要なんじゃ

 
不等価に慣れていない日本人

 
与えてあげることが幸せのおすそ分けなのかも!


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話の盛り上がったところ、みんなが熱を込めて対話したところにはどんどんと色を重ねていきました。

 

『与えさせてあげる』『助けさせて上げてる』って幸せを分けて上げてるんじゃない?

という言葉が生まれてきました。

 

助けて上げている側がすごいとか、助けることで見返りを求めるとかじゃなくて、「助けさせてもらえるって」嬉しいことなんじゃない?ということ。

 

はじめにでてきた意見は「私は助けてもらってばかりだ。何もできないんだ。活躍したいのに。貢献したいのに・・・だめな私。」と、支援される側が自己肯定感を下げているという現状。その後に、対話を紡ぐ中で、「さぁ、助けて。と胸を張ってもいいんじゃない。『幸せ』をギブしていることになるんじゃない?」という話に

 

でも、「これって日本人にはなかなか浸透しないよね。日本人はGiveをされたら返さなきゃ、とかGiveしたら返してもらえると思ったり、不等価に慣れていない」という事実もあって

だからこそ、まずは生きづらさを抱えている子ども達がいる教育現場からポツポツと変えて行く必要があるんじゃない?

子どもから私たちと一緒に変わっていけるんじゃない?

変えていけるのは教育現場からなんじゃない?

といった話に繋がっていきました。

 

 

 

二つ目のテーマ「どんな未来の学校がほしい?」

 

写真を取り忘れてしまったので、グラフィックが手元にないのですが、このテーマもおもしろかった。「どんな未来の学校がほしい?」と聞いているのに、出てきたのは現状を変えれてない理由や、課題、問題。

 

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「じゃあどんな学校にしたいの?」と問いをなげかけても、すぐに現状否定の話になる。

 

私たちは、現状の問題の目を向けたり課題を解決することに注力する文化に慣れてしまっているんだな、と感じました。

 

普段の仕事では、よくグラフィックファシリテーションをつかって経営戦略や組織のビジョンなどを会議で描くということをしています。

 

例えば10人がとっても汗水たらして残業をして頑張っているけれど、「なんでそんなことするの?」「おまえは分かっていない!」「もっと優先することがあるだろう!」「それは固定概念だ!」と分断がおきはじめるとき。でも、10人とも必死だし、良いことをしているつもり。

それってそれぞれが描いている未来が違っていることはないだろうか。

各々の描く未来を共有せずに、各々が信じる未来に向かってしまうから起きてしまう。描いている方向性や未来が違ったら、当然、各々の正義が違う訳だし。

少し遠回りをしてでも時間をとって描くことで、分断が見えてくるのに。

 

今回、教育について考える上でも、そんなことを感じました。

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先生だけでなく、公務員、文科省の方、学生、親御さんと、共通言語がバラバラの方が集まる中で、空中分解せずに対話を活性化させながら一つの方向性まで見えたのは、絵を描いても描かなくてもいい。座っても転がっててもいい。自由にしていいよ。という会場の雰囲気のおかげだな~と、運営メンバーやこの場に集まったみなさんに感謝しています。

 

そして、今回毎月開催しているOne day cafe.kyotoで、たくさん失敗しながらも共に試行錯誤してきたみーにゃんと共に場をホールドしました。ファシリテーターもグラフィックファシリテーターも必要なときに交代したり任せられる関係性が場にも出ていた気がして、数年前の私には到底つくれない場でした。

 

 

 

 

22名のグラフィックメンバー紹介!

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今回もしげっちが場をホールドしてくれました。

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グラフィックチームのみなさん、取りまとめをしてくれたリーダーのりっちゃん、けいちゃん、運営メンバーのみなさん、のびのびと対話できる場をありがとうございました!

 

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少年グラフィッカーを巻き込んでいる図w
色塗り手伝ってもらいました^^

 

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 最後に。昨年のEdcampのときに「グラフィック本気出してみても良いんじゃない」と安定した職場を手放して夢への一歩にそっと背中をおしてくださったのが財前さんでした。名札を描かせていただきました(名前はTEAL色)

 

 

今回の描かれた模造紙たちが、くるくると丸められてしまわれる、ただの「見える化」で終わりませんように。この先、本気で一歩を踏み出す人が、もがき悩み迷った時の道標になったり、仲間と進む時のフューチャーマップとして背中をおす存在になり、この日の実りが次へと繋がりますように。

 

 

Visual thinking Book #01

今年に入って、一般の方だけでなく、大学や高校の先生方に向けて

グラフィックファシリテーションについてお伝えする機会をいただくようになってきました。

 

はじめは独学で、とにかくグラフィックを描きながら何ができるか

どんな活用ができるか、何が大切かを探りながら、肌感覚で進めてきましたが

だんだんと自分なりに感覚がつかめてくると、日本や世界の先人のみなさんがどのような考えでグラフィックファシリテーションなどの「見える化」を活用してきたのか、改めて学びたくなってきました。

 

去年はフランスで初めて開催されたファシリテーショングラフィック大会に参加してみたり、NHKで描いておられる夏子さんのプロコース0期生として東京に通ったり。

 

sayo-dem.hatenablog.com

 

大切なのは描いた「絵」ではなくて、その場にいる人に寄り添うこと。寄り添うために、事前の勉強や目的・課題の見立てを正しくできるようになる必要性を感じるようになっていました。

 

目的が「対話の活性化」であれば、対話を活性化するために必要な見えない想いや価値観を模造紙の上に紡がないといけないし、「アイデア出し」であれば、否定する言葉がでないようにファシリテーションしながら、テンポよく次々とアイデアが出るように早く描いて行く。本音を引き出して、腹を割って話せる時間にする必要があれば、プログラムデザインも工夫して、とことんその場にいる人と向き合う設計にしないと行けない。

 

どれもとっても難しくて、簡単ではないけれど、本気で向き合うのは楽しいです。

今、日本には、グラフィックレコーディングとかグラフィックファシリテーションとかファシリテーショングラフィックとか、ビジュアルファシリテーションとかいろいろな呼び方がありすが、この前フランスからやってきたMarieと話していて、しっくりする概念「Visual thinking」と出会えたので、現時点でそれを大切にしていきたいと感じています。

 

sayo-dem.hatenablog.com

 

 

時代の流れと共に必要とされる考え方も技術も変わってくるから、必要とするみんなで考えていきたい。そうしていろんな分野の様々な年代の人たちの間で起きる化学反応の中で、自分自身の内側の多様性も育てて行きたいし、人との関係性の中で成長していきたい。そう感じている人間なので、いつか出会う誰かと話すときに、今の気持ちをすっかり忘れていたとしても(笑)読み返せるように、私なりに現時点で感じていることを残して行けたらな、と思います。

 

 

 

【Visual thinking Book #01】

いただきものの英語版。とっても気に入っていて、大切にしていました。

 

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そういえば、日本語版をもっていなかったと気づき、最近入手。

 

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イデアと成果を生む「チーム会議」という切り口から「見える化」について分かりやすく書いています。

 

ビジュアルミーティングのメリット

①参加意識を向上させられる

②全体の関係性が把握できる

③記憶が共有化される

④属人性が消せる

 

この中でも、わたしが好きなのは④。

メーカー勤務時代、会議で部長や役職の方が話すと、みんなうんうんうなずいてみたりする。でも、日本人は、その人の属性に意見が左右されがちなのはとってももったいないと思うのです。

 

だから、「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」を模造紙の上に描いていく。

 

グラフィックファシリテーションに必要な考え方や、さらに上の概念ビジュアルシンキングの概念の中で、チームビルディングの方法や、コラージュ、フレームワークまで様々に網羅して書いてくれている、目的に合わせた手法を知りたい人におすすめの一冊です。