大切なものをたいせつに

北極海航海に2度いくほど海が好き。 疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。メーカー勤務、大学勤務の中でその場で「話の見える化」を行うグラフィックファシリテーションと出会う。会議、ワークショップ、講演会、教育現場等、これまでに500以上のの現場に携わる。発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。 https://www.tagayasulab.com/graphicfacilitation

対話の場×多様性×同志社大学

2019年度一年間、One day cafe.kyoto(凸凹フューチャーセンター)として同志社大学で授業を担当させていただくことになりました。


「誰の中にもある凸凹。自分の中にある多様性に気づいていける場に」と、肩書きや役割を手放して対話する場を毎月開催しています。ワークショップや対話の手法、グラフィックファシリテーションを活用して、考えや想いを自分の言葉で話せる場づくりを続けてきました。

 

発達凸凹の当事者メンバーと共に、今度は大学で開講します^^福祉関係者の方、場づくりの方にご協力やサポートをお願いさせていただくことになると思いますが、どうかよろしくお願いします!


「多様性が拓くみらいを考える」プロジェクト 〜公開フォーラム開催を通じて多様な個性が生きるチームづくりと対話型リーダーシップを学ぶ〜

 

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関心のある方に、ご共有していただけたらうれしいです^^

 

同志社大学プロジェクト科目 HP

https://pbs.doshisha.ac.jp/outline/outline.html

 

凸凹フューチャーセンター Facebook

https://www.facebook.com/onedaycafe.kyoto/

 

#生きづらさを生きる力に

#対話 #シェアードリーダーシップ

#多様性   #同志社大学  #VisualPractice

100人それぞれ「いい職場」と感じる瞬間は違うから

毎月入らせていただいているとある企業さんの商品開発部の会議。

 

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今日は、年末ということで、一人ひとり凸凹があって当たり前だよね。を、前提に、一人ひとりの価値観やニーズにフォーカスを当てた時間をとりました。

 

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「いい職場にしよう」「安心できる場にしよう」と言っても、

「いい職場にしよう」「安心できる場にしよう」と言っても、100人いたら100人それぞれ「いい職場」と感じる瞬間は違うから。仕事と切っても切れない日常生活にも焦点を当てながら、どんなニーズが満たされたら幸せだと感じるのか、仕事がしやすいと感じるのはどんな時?を見える化して、そこに見えてくる繋がりや共通点を確認して、お互いに大切にし合える点を話しました^ ^

 

仕事と切っても切れない日常生活にも焦点を当てながら、どんなニーズが満たされたら幸せだと感じるのか、仕事がしやすいと感じるのはどんな時?を見える化して、そこに見えてくる繋がりや共通点を確認して、お互いに大切にし合える点を話しました。

 

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担当の方と毎回相談させてもらいながら、たくさんの学びをいただいてます。

 

朝からぶっ続けで一人ひとりのストーリーを描いていたのでさすがにヘロヘロです😨

場づくりについて考える☆ @富山

 

「場づくりについて考える☆」

@コワーキングプレイスCOMSYOKU

 

確か1ヶ月前頃にきっしー☆さんがCOMSYOKUに来てくださり、富山のこと、高岡のこと、OSTなどの対話の場などの場づくりについて話をしていた時。  

 

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11月にしげっちとおみさんが富山に来るらしいよ。ステキなファリシテーターが2人も来てくれるなら、これは、もう…笑

 

場づくりについて考えたいね。

という話になりました。

 

さらに、そこにフランスのパリからMarieが来る!これはもう、富山にも来てもらおうと誘ってみると、快く来てくれることになりました。

 

「場づくり」ってそもそもなんなんだろう。とか、「場」って何を指すんだろう。とか、いろいろ考え始めると止まらないのに話したことない…

 

難しく考えず、ゆるやかにやりましょうか。

まぁ、2人くらい人が集まったらいいよね^^;と、ゆるやかにイベント告知ページを作成しました。

 

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そして、この得体の知れないイベントに20名近くの方が来てくださりました。

面白い方が来ているとしか思えない。

 

打ち合わせの際に作成した当日のアジェンダはこちら。

 

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あまり決めすぎず、でも、せっかくだから対話したいね。と、フィッシュボールとOST(オープンスペーステクノロジー)をすることになりました。


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Marieと初、一緒にファシリテーション&グラフィックファシリテーションをすることに。フランス人のMarieとのコラボ、これも私の中では新しい挑戦でした。

 

チェックインは3回しました。

初めて会う人たちが多いこと。多様な人がいること。場づくりという広くて深まる可能性があるテーマを扱うこと。。。

参加者のモチベーションや気持ちを整えて、対話できる準備をする時間をたっぷりとる。一人ひとり自分の気持ちも確かめながら…

 

はじめのチェックインはMarieのSqueggle Bird


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次にしげっちのDon't think!Feel!(体感ワーク)
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最後に全員でサークルになって、一人ひとりの自己紹介とここに来たきっかけを話しました。

 

となりにいる人がどんな人なのか。どんな気持ちでそこにいるのかがわかると少し安心する。


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さぁ、準備が整った…!

一つ目のワークはフィッシュボール

 

ゲストの3人ときっしーさんの4人がセンターでスタートしました。


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はじめから爆弾を投下していくおみさん、自由に話すしげっちに、かなりのスピードで話がエッセンスに引き込まれていく…

 

周りの人は、センターに来てくれるかな。


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心配をよそに、みなさん、一人、そして一人と、真ん中の席で移動して、自分自身の想いを声にしていきました。

 

私も「場づくらない」というキーワードに心がうずうずしてきて、グラフィックファシリテーションしていたペンを近くにいたおみさんに渡してセンターに。

 

場づくりで私が大切にしていること。

不完全さのままでファシリテーションすること。

 

自分の不完全さを受け入れてみると、そこに余白が生まれて、人と繋がれるようになってきたことを伝えました。完璧にしなきゃ。と思い込んでいた時は、自分だけじゃなくて、周りも息苦しくしていた気がした。

不完全さを出すから周りも応援したくなる。


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フィッシュボールの最後は、全員で気づきや感想をグラフィックファシリテーションに描き込んで、話しきれなかった想いを模造紙に載せました。


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後半はOST(オープンスペーステクノロジー)

きっしー☆さんから4つの原則と2つの法則の説明。

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テーマは前半のフィッシュボールはで場が温まっていたこともあって、あっという間に5つも出ました。


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それぞれのテーマに分かれての対話。どのグループも熱量のこもった声が聞こえてきました。


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最後のチェックアウトはその場で決める。

うーん。時間もあまり残ってないので

「ワンワードチェックアウトかな?」

(今日の感想を一人一単語で言う)

と言うと、Marieから「ポップコーンでどう?」と提案があり、ポップコーンのように思いついた人から声に出していきました。


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今回、たった2時間の中にいろんなことをぎゅっと詰め込んだ形になったのですが、答えのない「場づくり」について、カタとか手法ではなく、一人ひとりの価値観や課題や大切にしていることを話せて、そこからまた問いが生まれる。豊かな場になっていた気がしました。

 

富山にきて、富山のこと、富山の人のことすごく好きだなーって感じていること。◯◯じゃなきゃダメ!とか、それは当たり前でしょ!みたいなことを言う人にはあまり出会わなくて、「いいことはやってみよう」という雰囲気が自然と流れている。手法やツールとかそういったものの話の前に、自分が大切にしていることを持ってる方が多いのかな、と感じています。

 

わくわくする時間、ありがとうございました!

 

 

ここのところ悩んでいたお金のこと。植松さんのブログより

グラフィックファシリテーションを仕事にしてから、悩んでいたこと。

植松さんのブログを読んで共感しました。

 

ameblo.jp

 

私は、安心安全の場をつくるのにグラフィックが必要・あったら絶対よりよく!と感じるような、発達障害や、教育現場、多様な人が集まる場や、これから頑張るぞ、というまちづくりで、もっと描きたい。だから、そのときは、体調を整えて、半日かけてでも、無料ででも行く。どうせ届けるなら、今の私にできる最高のものを届けたい。

でも、それはしっかりお金を払ってくださる方々がいるから持続可能なこと。

 

当たり前みたいに無料でって言われることもあるし、「え!そんなにするの」って顔をされたり、あからさまに断られることもあります。

 

ボランンティアや、言い値で引き受けるのは一見美しいけれど、人が疲弊していってしまうのは、悲しいな、と。社会の損失じゃないのかな、って感じています。もっと悲しいのは、自分自身がそこに加担して、次の若い子達の芽を摘み取ってしまうこと。

 

たぶん、グラフィックみたいな、まだ世の中に少ない新しいことを仕事として提供している人達には多い悩みなのかもしれないです。

 

私が携わるのは、その時・その場の「今」「この瞬間」たった1度きりの現場に適した、最高のグラフィックを描いて、場に寄り添うのが仕事です。この技術を身につけるために、見えないところで何千時間も費やし、色んな本を読み、たくさんの学びと実践を繰り返しています。

 

だから、対等な目線で仲間として組める存在は心の支えだし、実は、「がんばってるね」って声に出してもらえるだけでもものすごい励みになっていたりします。

感謝してもしきれないです^^

副業・パラレルキャリアを考えている人必見。新しい働き方会議 in 北陸

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北陸初の「複業」企業展

パラレルワーク未経験者も、フリーランスの方も、自社での受入れを検討している企業も歓迎の企画。今回、私自身も石川県で初のグラフィックファシリテーション(以下、グラファシ)のお仕事として携わらせていただきました。

https://furusatokengyo.jp/event/hokushinetsu/ishikawa/p467/


  

うれしかったのは、「新しい働き方会議 in 北陸」に携わらせていただくことになったきっかけ。この企画のコーディネーターである株式会社御祓川の岡本さんとの出会いです。そして、これまで関西で一緒に活動してくれた新入社員として社会デビューしたばかりの未来あるあるちゃん(あるがゆうちゃん)が東京から駆けつけてくれたこと。

 

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夫の転職で富山に来たのが4月。その時の正直な気持ちは、友達もいない初めての土地で、このままグラファシもできなくなっていくのかな・・・なんて考えていました。

 

そのときにご縁があって、7月にオープンする予定だったコワーキングプレイスCOMSYOKU でグラファシを活かして働きませんか。と声をかえていただきました。

 

富山には知っている人がいるのかな。またゼロからのスタートだな。と根暗なわたしは考えるわけですが、いただいた機会に甘えて、COMSYOKUに月の10日前後通わせていただくことになりました。

 

前置きが長くなりましたが、出勤何日目かの時、COMSYOKUに立ち寄ってくださったのが、今回の企画コーディネーターである岡本さんでした。初めてお会いした岡本さんとお話しているうちに、グラファシを活用して、会議で人の本音を引き出したり、イベントに来た人が話を聞いただけで帰ってしまうのではなくて、参加者一人ひとりが、そこで学んだこと、聴いたことを自分ごととして持ち帰ったり、課題意識をもつように、プログラム設計して活用しているんです。と一生懸命話していたら、「うん、それは、僕たちの企画に必要そうです。」とその場でグラファシの活用を検討してくださり始めました。

 

見たこともない海のものとも山のものともわからないグラファシに対して、初めてあった岡本さんが少しでも受け入れてくださったことがとてもうれしくて、その後も2回、3回と当日のプログラムの内容も、「グラファシで参加者の対話を温めるならアイスブレイクはこうしましょう。企業さんの話す時間を調整してでも、参加者が感じたことを声に出して交流する時間をつくりましょう。」と、鈴木の提案にも耳を傾けてくださり、当日のプログラムが出来上がっていきました。

 

岡本さんの、新しいものでも良いと思ったら取り入れる柔軟性や、チャレンジングな取り組みにも一歩踏み出す勇気、当日は、盛り上がりながらも居心地の良い雰囲気の「新しい働き方会議 in 北陸」となり、溢れ出ていました。

 

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SESSION1で新しい働き方やパラレルキャリアなど基本的なキーワードの紹介で岡本さんが話された内容

 

新しい働き方会議 in 北陸

 

「北陸では、働く人が足りていない。」富山に引っ越してから、聞き慣れてしまうくらい色んな人が言っています。今回のイベントは、そんな人で不足という一見暗い未来に聴こえそうな事実を、可能性として改めて捉え直せるような時間でした。

 

軸足を本業に置きながらも、スキルを活かし別の企業で働いたり、趣味を本格的に行ったり、NPOの活動を支援したりといった「パラレルキャリア」が注目を浴びています。初めて「パラレルキャリア」という言葉を用いたのは、あのドラッカーだと言われています。1999年に発売された「明日を支配するもの」という著書の227ページにその言葉は出てきます。そこから20年、北陸で初めて、大規模なパラレルキャリアをテーマとしたイベントが開催されます。それが、この「新しい働き方会議 in 北陸」です。

参考:ふるさと事業ホームページ

 

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実は本イベントはマッチングイベント。
兼業・プロボノの求人を持った中小企業と、
兼業・プロボノに関心がある北陸エリアの社会人が出会う場所なんです。

 

それでも本イベントは「新しい働き方会議」と名付けました。
ちゃんと求職者と求人が出会う設計ではあるものの、就活の合同説明会のように、ブースが寂しく仕切られ、企業のプレゼンがあって、バラバラと個別でやり取りを進めるような場は作りたくありませんでした。
会場が一体となり、企業も参加者も含めた北陸エリアの人々みなで「パラレルキャリア」について考える場を作りたい。
そういう願いがこのイベント名には込められています。

 

出展されたのは副業・プロボノ求人を持つ北陸企業8社

 

www.matosen.com

 

www.nanao-drive.co.jp

www.plakira.com


comingle.net



www.yamato-soysauce-miso.co.jp

 

株式会社高澤商店七尾市

小矢部で伝説を作り、奇跡を起こす。ヤマシナ印刷株式会社小矢部市

富山県の家具屋 | 石崎家具福光本店南砺市

 

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8社の企業さんによるパネルディスカッションはNPO法人G-netの南田さんが気持ちを引き出す素敵なファシリテーションで代表のみなさんの想いを引き出してくださりました。いいことばかりじゃない、裏側のお話も引き出してくださり、いいよね。で終わらない、自分ごとにしたくなる「問い」や「思い」に反応してグラファシに残しました。

 

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8社の企業のみなさんのお話を聞いて終わってしまってはもったいない。参加しているみなさんがどう感じたのか、何に問いを持ったのか、同じ話を聞いても、バックグラウンドや育った環境、仕事の違う参加者一人ひとりの価値観をここで出して話してもらうことで、さらに豊かな気づきになるので、グラファシにかき込んでもらいながら立ち話をする時間をとりました。


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実際に話された8社のパネルディスカッションと参加者のコメントはこちら。

描いていて、そして参加者のみなさんと対話して感じたのは、参加者から「新しい可能性」「社会をかえるきっかけ」「柔軟な考え方」「自分の得意をいかせるかもという希望」そんなエッセンスでした。


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その後のブース毎の交流session。どのブースにも人が集まり、対話が積極的にされていていました。

 

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後半では、パラレルキャリアで活躍されている須田さんのお話。


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今回もたくさんの方に助けていただきこの場ができたこと、心から感謝しています。

SpecialThanksは富山から駆けつけてくれたCOMSYOKUのイケメンマネージャー大坪さん。そして、東京から金沢まできてくれたあるちゃん。約10才年の違うあるちゃんのおかげで普段しないような写真ポーズもできたり、失われつつあった若いノリを思い出すことができました。笑 あるちゃんもまた、新入社員として東京で働きながら、グラファシを通じた場づくりを副業にしつつある新しい働き方に挑戦している一人。


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あるちゃんが作成してくれたかわいいポスター

 

www.facebook.com

御祓川さん、描いた後のグラフィックも活用してくださっていてうれしいです。

 

 

私自身も、今、夫の仕事で富山で過ごし、自分の仕事は東京で働き、発達凸凹の活動拠点は京都、と3拠点のワタリドリワーカーとしての新しい働き方を実証実験中。いろんな方に助けていただいて毎日を過ごしています。

 

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VisualPractice-「話の見える化」学びと実践を企画しています。

12月2日にタオルマンをメイン講師に、VisualPractice-「話の見える化」学びと実践を企画しています。

 

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「描くこと」よりも、その先にある「あり方」や、今の世の中で「話の見える化」が必要とされてきているその先にある未来について、世界大会の参加者とともに考え、対話し、私たちが感じたこと、解釈したことや学びを共有し、実践することを通じてみなさんと一緒に考えたいな、と思って生まれた企画です^^

 

タイミングが合う方、ピンときた方、よくわからないけど興味が湧いてきた方、お待ちしています!


今年の7-8月に、VisualPractice-グラフィックファシリテーションなどの実践者の世界大会にタオルマンや7名の日本人と参加してきました。


とても刺激的で、学びが多すぎてパンクもしながら、日本に帰ってきました^^そこで感じたのは、タオルマンの感性の豊かさと、学んだことを言語化して人に正確に伝えるできる能力の高さ。わたしは感じたりその場に順応することはできても、こんな風に学びを順序だてて伝えたり、わかりやすく整理することができないので、たくさん助けてもらいました。


彼の中にはティール組織とか対話型組織開発などの組織の話から、NVCや人との接し方の話まで数100冊の知識があります。あと、まっすぐな熱い想いと願いも。すごい資格をもっていたり、眩しい肩書きをもっていたりしないけれど、実は、名だたる会社の社長や、社会を動かしているような方が応援していて、だからお金のないタオルマンが(笑)海外で学びを得る機会が生まれたのだと知ったときも、納得しました。


私にできることはあまりありませんが、場をつくる、オーガナイズすることならできるかも…と思い、発信するのが苦手な彼が得てきた学びを、必要な方に届ける場をつくらせてもらうことにしました!

 


私たちの共通点は月に3回も財布をなくしたり、スーツケースを忘れてみたり、事前準備が苦手だったり、いろんな人に迷惑をかけるところ。笑

 

たぶんたくさんの人をイライラさせてしまっていて、反省しているけれど、なおせない。凸凹。

 

できれば迷惑をかけることは減らしたいけれど、そんなに器用じゃない私たちなので、役に立てることを増やしたい!その人にしかできないことを発揮できる機会を増やしたいって思っています✊🏻


完璧じゃないから応援したくなる余白や新しいものが生まれる可能性を秘めているのかな、とも最近感じてます。

 

長々描いてしまいましたが、絵を描けない人も、グラフィックに関心のない人も、参加できる内容です。描く練習というよりも、描くことで起きることとか、何のために描くのか、どんな風なことを大切にして描くことがその場にある場をつくるのか、といった話が少し多いかも。

 

たぶんカオスになると思いますが、そんな場も体験してみようかな、っていう面白い方々、お待ちしています!


世の中をより良くしたいと26カ国から集まった約200人が何を見て、どんなことを学びあったのか、関心のある方は是非ご参加ください^^

 

12月2日

VisualPractice!

話の見える化-学びと実践

https://www.facebook.com/events/697502980617422/

京都精華大学でグラファシの授業。芸術について対話したら

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京都精華大学、発展ことば演習で、グラフィックファシリテーションの授業を持たせていただきました!

 

ことば演習の学生さんは、前期からすでに何度かグラレコについて学んでいて。授業を取りまとめておられる西本先生が「これは、学生にとって必要なコミュニケーションツールだ!」と感じられて、大学の授業の中で取り組まれるきっかけになった「描くことを通じたコミュニケーション」。

 

今回、授業の中で、実際にグラフィックファシリテーションを実演しました。テーマはこちらから決めることもできたけれど、その場に集まった学生が話したいことを話せるようにしよう、と、実演の際のテーマは、学生さんたちに自分で決めてもらうことにしました。


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終活!オカルト!死んだ後の世界!Twitterについて!と、なかなか自由なテーマが一通り出てきて、どうなるかな?と、ドキドキと楽しみにしていました。

 

そして。「芸術について」に最終的に決まりました。

 

「芸術は○○だ!」「○○か○○じゃないの?」「どっちがいいの?」と、

断定したり、白か黒のどちらか選ぼうとしたり、はっきりしなくてもどかしい気持ちがでていたり、自分自身の価値観の出る言葉がはじまりでは紡がれていました。

 

空気が変わったのは

「芸術は命をかけるものだ」

と、心の声を言葉にした男子学生の言葉が教室に響いた瞬間。

 

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そこから、一気にそれまで話していなかった子達からも、「とはいえさ…」「…うまく言葉にできないよ」「お金は汚いの?」「昔はお金を払う人がいてから生まれる芸術があったよね」「お金がないとそもそも生きていけないよ」「私はお金の枠の中でデザインすることも楽しいよ」

といった、これまで話してみたかったけど言葉になってこなかった疑問や本音が言葉になって紡がれ始めました。

 

そのあと、教室の約30人全員で、それまでの話をきいて印象的だったところ、思ったことに描き込む時間をとりました。


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この時間がわたしはとても好きで、全体の対話では話さずにじっと聞いていた子達が、対話の証人としてそこにいたことで、感じたことを一生懸命書き込みにくる。そして、声の大きかった子や、自分の持っている「○○だ!」という思い込みを抱えた子達が、自分の言葉を絵として眺めることで、視点の変換がおきる。

 

描き終えた後、この描き込みを元に、全員でもう一度対話をすることでさらにここにいる学生たちだからこそ話したいこと、気づいたことを紡ぎました。

 

時間の都合上、たった30分程度しか時間が取れなかったのですが、それでもたくさんの気づきがあったようです。

 

全体の対話の後、3人で1組で「芸術とは」をテーマにストーリーテリングトリオをしました。
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グラファシの仕事で、大人たちの会議に入るとよく「仕組みづくり」や「規則作り」に話がいきます。そこに気持ちがないと、どんな完璧な仕組みでももろく崩れてしまうので、グッと気持ちや想い、本音にとどまってもらえるように描き続けます。多いときは20枚くらい描くときもあります。

 

今回みたいに、ストレートな一人ひとりの「想い」や「価値観」が紡がれていく話を描く場に居合わせると、自分が、多くの大人たちが失ってきた大切なことの大きさに涙が出そうになります。

 

よく関西人が使う「◯◯なんちゃうかな(◯◯には話しての大切な本音が入る)。知らんけど」

という「知らんけど」の威力の大きさといったら。笑     本当に話したいことを、大切なことを、もやもやしたことにとどまることが居心地悪く感じたり、他の人に嫌がられることに感じたり、真剣な人がバカにされるかもしれないという空気を変えていきたい。その一つの手段としてグラファシはとってもパワフルです。

 

もやもやは、その人の大切な価値観に触れているからもやもやするんだし、ダメなことみたいに蓋を閉めずに、向き合える場がもっと増えたらいいなと感じています。

 

コミュニケーションスキルの一貫として「描くこと」に注目して、良いと思ってからすぐに大学の授業に導入された西本先生が本当にすごい。こういう推進力のある方がいるおかげで教育現場が変わるんだな、って感じて憧れます。

 

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来年からは、京都清華大学のことば演習の授業担当の一人として関わらせていただくことになります!錚々たる先生方の中にいれていただくので、ご縁をくださった貞國先生に感謝して、背筋を伸ばしていきたいと思います…。